「Oh!来たか猿!」
佐助と私、それから階段で会った市とかすが。
屋上のドアを開ければ気付いた政宗が声をかけてきた
何やら慶次と元親先輩がゲームの通信対戦してるのを幸村と2人で観戦していたらしい
それにしても何故、政宗は佐助を見て顔を輝かせたんだ?と首を傾げていれば、佐助が両手いっぱいの荷物の片方を差し出した
「世話かけたね竜の旦那」
「don't worry」
座る私たちの前でそれを開ければ出てきたのは重箱。
「一回食ってみたかったんだよなー猿のlunch!」
「佐助、某の弁当は…」
「はいはい、ちゃんとありますよって、」
食べ始める政宗に催促する幸村。
「佐助…、」
「うん?」
はいっと幸村にお弁当を差し出して佐助も自分の分にありつこうとすると横からくいくいっと名無しが制服の裾を引っ張っていた
「私もお見舞い行った…」
「…言うと思った」
ムスッとする名無しに苦笑いする佐助。
「え、名無し…佐助のお家に行った、の?」
「なんだと…?」
ショックを受けたような顔をする2人。
「無事か!?なにもされてないか?」と心配してくれるかすがに、「…何も、してない…よね?」と佐助に脅しをかける市。後ろにはなにか黒いなにかが見えた気がした
「だ、大丈夫だよ!?」
「なにもないって!」
ぶんぶん2人で首を振れば、それならいいんだ。まぁ良くないが…的な雰囲気を出して落ち着いてくれた
「あ゙ーっ!」
「ぃよっしゃあ!」
「Ah?」
「んぐっ!?」
突然の大声にびっくりしておかずを喉につまらせた
「だ、大丈夫!?」
トントンと背中を叩いてくれる佐助。
少し落ち着いたところで差し出された水を飲む
「わ、わりぃ!」
「ご、ごめん?!」
「だ、大丈夫…」
謝ってきた2人にむせながらも何をやってたのか聞けば「「マリオカート」」と見事にハモっていた
そういえばクラスでもだいぶ前にブームがきてた気がする…
「元親!もう一回!!」
「はっ!また負けてぇのか?」
悔しそうにもう一度勝負を挑む慶次に余裕の元親
(懐かしいなー)
(今度みんなでやろうぜ!)
090428
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