ケセランパサラン | ナノ
「わー…今日も騒がしいなぁ…」
私がそう呟けば
「チッ…毎日毎日、よく飽きないもんだな。」
かすがが毒づき市は「ふふふ…」と笑った



6時間目の授業が終わり、部活の始まる3時半。

毎日の恒例と化した女の子達の「キャー!」とかゆう黄色い声や「わー!」や「おー!」とかゆう男の子たちの感嘆の声が校舎内に響き始める。


入学してから2年間、この声を聴かなかった日はない気がする…。

理由はそう、この婆沙羅学園には「超」が付くくらい格好いい人達がいるからだ。

ファングループまであるらしく、目を付けられて転校していった人も人知れずたくさんいるらしい。ま、平々凡々な生活を心掛けている私としては関わりの無いことだけど。

「あ、そろそろ行かなきゃ…」
ふと、時計を見ると4時を指していた。
「ん?あぁ…もうそんな時間か…話していると早いな」
「…毎日、お疲れ様……倒れちゃダメだよ?」
「大丈夫大丈夫!うちのバイト先そんなに混まないしねー、それに、頑丈だけが取り柄だし!」

じゃあ、また明日ー!と笑って手を振り教室を出た。


「ほんと働き者だな」
「そうね、今度…息抜きにどこか行こうか…」
「お!それはいい案だな!」
「じゃあ、空いてる日…聞いておくね…」


彼女のいなくなった教室では2人が名無しとの遊びの計画を立てていたとか…





(ん?佐助、なにを見ているのだ?)
(求人票。なんかいいのないかなぁって)

20090123




     


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