ケセランパサラン | ナノ
昼食から数時間、ろくに勉強もしないまま市の「飽きたわ、」の一言で勉強会はお開きになった。






「悪ぃな、呼んだのになにも出来ねぇで」

玄関まで見送りに出てきた政宗に「そんなことないよ〜」と返せば「そうか?」と軽く笑った


「料理も美味しかったし、今度はそっちを教わりに来ようかな!」
「あぁ、いつでも来な」
「…その時は私たちも一緒、ね…」
「当たり前だ!」


冗談のつもりで約束していれば市とかすがが話しに混ざってくる


「その時は俺様もお邪魔しちゃおっかなぁ〜♪」
「いらん!」
「え、少しは考えてよー、俺様傷ついちゃうよー」
「そんなの知ったことか!」


そこに佐助も混ざってかすががツッコめばもうコントにしか見えない



ん?幸村?幸村はね、自分のバックから出したみたらし団子食べてます。
あのカバンには勉強道具は入っていたのでしょうか…



「……ねぇ、奴の胃袋どうなってるの…?」
「そういや、俺も気になってたんだよな。なんで今日は止めねぇんだ?」

騒いでる2人の間に入って小声でコソコソ話し掛ける、とそこに政宗もひょっこり入ってきた



「…いやぁ、賭けに負けちゃってさ…」

あははー…と乾いた笑いをする佐助にすかさずかすがが「ふん、バカだな」と鼻で笑う

「Ham?猿でも負けるときがあんだな」

政宗の言葉に「いや、」とか「その、」とかどもる佐助。


「……?」
「勝負内容知らなくてさ、…大食い対決だったんだよね…」
「Ahー…だから昼飯あんま食ってなかったのか」








(そりゃ、勝てねぇわ)
(阿呆め)
(うわぁぁ…)

090409




     


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