ケセランパサラン | ナノ
「…めんどくさ」

午後の集会で校長の長ったらしい話にふわぁぁあっとあくびをしながら右から左へ流す。


ま、授業なくてラッキーっちゃラッキーだけど

しかも椅子完備なので座ってられるから楽チンだ


もうしばらく続きそうな校長の話に眠りの体制に入れば、夢に落ちる寸前のところでトントンと肩を叩かれた。


通路側だから見つかりやすいのは重々承知の上だったが、上杉先生と武田先生なら見逃してくれるのに…とゆう不満感は拭えなかった。


とりあえず、こいつがいなくなるまでは起きていよう。と身を起こせばなにやら壇上で校長が保健医の紹介に移るとか話していた。


それと同じタイミングで隣にいた先生がカツカツと音をたてながら前へ歩いていく。


…銀色の髪をなびかせながら…






え、いや、まさかね








「・・・先程、紹介に預かりました。保健医の明智です…よろしくおねがいしますね…」

ニヤッと笑った顔に寒気を感じながら
私の頭は、なんで!?病院は!?など混乱を招いていた。



周りからちらほら聴こえる黄色い声など最早聞こえず、1人百面相していると、こちらを向いた光秀兄ぃと目があった


「…あぁ、そうそう。私、この学校にはイトコがいましてね…相談してはくれませんがどうやら最近、嫌がらせにあっているみたいなんですよ『ドスッ』「ひっ?!」…見つけたら…今のでわかります…ね?ふふふ…」



満足だと言わんばかりに妖しく笑って壇上から降りていく


被害者の生徒も先生達も真っ青だ








(メ、メスが刺さってる…!?)
(あの保健医何者!?)

090312





     


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