「名無し姉ちゃん!!」
「きゃっ!?」
後ろから抱きつかれ、転ばないように体制を立て直しつつ振り返れば高い位置で三つ編みした銀髪の女の子がいた
あれ、デジャヴ・・
「いつきちゃん!久しぶりー!!」
「今、名無し姉ちゃんの家行くとこだっただ!」
「そっか!じゃあ一緒に行こー♪」
いつきちゃんと蘭丸は同い年で、近くに住んでることもあり、いつきちゃんの両親の帰りが遅いときとかには夕飯を一緒に食べたりする仲なのです
「元気だった?」
「おらはいつでも元気だぁ!名無し姉ちゃんはなんか疲れて帰ってきたときのかぁちゃんみたいな顔してっけど大丈夫だか?」
「ふふ、いつきちゃんの笑顔が見れたから元気100倍だよ♪」
「そうか?ならよかっただ!」
2人で話しながら歩いていれば「あーっ!!」っと叫び声が聞こえた
見ればそこには蘭丸。
ダダッと走り寄ってきたかと思えば「いつき!ずるいぞっ!」っと、腕にしがみついてきた
「なに言うだっ!蘭丸はいつも名無し姉ちゃん独り占めだっぺっ!」負けじと反対の腕にしがみついてくるいつきちゃん…
あはー…
(あとちょっとで家なんだけどなー…)
090302
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