ケセランパサラン | ナノ



「あ…」

生徒会室に入ると、そこには会長の半ちゃんはおらず、図書委員長の毛利 元就先輩がいた。

(半ちゃんは会長兼、図書委員なのです。)


「こんにちは」
「あぁ…」

出会いが出会いだったからか、最初こそビクついたものの、今では全然問題なし。

そして、意外と本の相性が合うことが判明し、今ではよく情報交換や内容を語り合ったりする仲である。

「元就先輩はどうしてここに?」

滅多なことでは図書館から動かないことで有名な彼がここにいるとゆうことは珍しい。

「委員会のことでな、話があるのだ」
「そうなんですか…で、半ちゃんは…?」

辺りを見渡すがどうやら隠れてるということはないみたいだ

「竹中なら教師の呼び出しがあってな、連れて行かれた」
「あー、じゃあ当分戻ってきませんねー」
「あぁ」
「あ、この間貸してもらった本、読み終わったので明日持って来ますね!」

いや、会うなんて思わなかったもので…と、頭をかく。

「ふ、急かずとも良い」
「…!!」

微笑む先輩に思わず胸が鳴った。
だって…だって…半ちゃん同様、美人さんなんだもん…!!








―ガラガラガラ
(お待たせ…っと、名無しきてたのかい?)
(うん!ノート返そうと思って!)
(お主…授業中なにをやっておるのだ…)
(だって…先生の声、子守歌みたいなんですもん)
((……))

090211




     


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