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「なまえッ!こんな変態マヨラーに近づいちゃいけません!!」
「誰が変態マヨラーだコラッ!!」
『ご、ごめんなさいっ!!』
ぎ、銀ちゃが怒ってる…!!
変態の意味もマヨラーの意味も分からないけれど、とりあえず必死に謝るなまえ。
「一体なんで飛び出してったんだ?」
『悪者がいたんだもん。』
「…タバコ?」
『…これ。悪者って言ってたんだもん…。』
なまえが差し出したのは、先程のタバコ。
そして銀時は大きなため息をついた。
「確かにこれは悪者だけど、こいつにとっちゃ栄養みたいなもんだから。むしろニコチン中毒で死ねって感じ?だからなまえがこいつの為に走る必要ないんだって。むしろ土方死ねって感じ?」
「テメーが死ねコラ。」
あれ?なんだかピリピリした空気に…
お、お妙さんの時と同じだ…!
銀ちゃは、この人とも仲が良くないのかな?
首をかしげるなまえを見て、銀時が口を開いた。
「そいえば、タバコが悪者って誰に聞いたんだ?」
『えっ、と…』
あの人の名前、わたし知らない。
最後に聞いた"そーご"と言う言葉は、名前なのかも分からない。
だけど知らない人に聞いたなんて銀ちゃに言えば「あれほど知らない人と関わっちゃ駄目って言ったでしょ!!」って怒るに決まってる。
ど、どうしよう…。
『あの、うーんと、』
「教えたのは俺でさァ。なァ、なまえ。」
『あっ!』
困っているなまえの前に現れたのは、
あの時の人でした。
きえたきず
痛くないよ
だって何も感じないから
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