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うん、どっちかって言うと私は体重的に危ないかもしれない。



『やっぱり、控えるべきですかね?』



苦笑いしてお腹のお肉を摘みながら坂田さんを見上げる。



確かに、最近ちょっと太ったんだよね。



「別に平気じゃねェ?むしろ、ちょっと太ったほうがいいって。」


からかったくせにフォローしてくれるなんて。


坂田さん意地悪なのか優しいのか分かんないなぁ


『あ、ありがとうございます。』



でも、大丈夫と言われたことが嬉しくてとりあえずお礼を言う。




『それじゃあ、私はそろそろ行きますね。』



坂田さんにそう告げて袋を持ち直してから背を向ける。


こんなに外にいたら買い物したものがダメになっちゃいそうだしね。





「いやいやいやいや!ちょっと名前ちゃん!!」

『は?』



ガシリと肩を掴まれて坂田さんに振り向く形になる。



『ど、どうしました?』


物凄く焦った形相で私を見る。


坂田さんちょっと怖いんですけど…



「とりあえず、行かね?」

『え?どこにですか?』


「俺ん家。」


『………。』



え?なにこのビックリな展開。






お元気な様ですね


久しぶりに見た顔に

少しだけ嬉しくなった





 


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