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「はぁ、やっと静かになった。」
『ふふ、元気なご家族ですねっ!』
「まぁね。」
こうして再度会っても坂田さんはあの時と変わらない。
そうだ。
一応坂田さんにもちゃんと挨拶しておいたほうがいいよねっ!
『改めまして、今日から担当になりました苗字名前です。』
「おォ、よろしくな名前ちゃん!ヒマでしょうがない病院生活だし相手でもしてよ。」
『はい!私で良ければ!』
差し入れがあるって言ったってやっぱり何もない病院じゃヒマになっちゃうよね。
『ところで怪我の具合は大丈夫ですか?』
改めてカルテを見たけど坂田さんって結構重傷だったみたい。
もう治りかけだしピンピンしてるからそんなこと分からなかったけど…
「ん、名前ちゃんの生クリームプリン食ったら元気になったわ!」
生クリームプリンって言えば…
『生クリームプリンって私が最初にあげたプリン?』
「そうそう!」
『…プリンで元気になっちゃうもんなんですか?』
「うん。糖分は偉大だからね。」
そんなものなのかなぁ。
まぁ"病は気から"とか言うしあながち間違ってもないのかも!
『じゃあまた今度プリン差し入れしますねっ!坂田さんっ!』
「っ!…楽しみにしてます。」
久しぶり、銀色
彼の顔が赤く見えたのは
窓の外が夕焼けだったから?
(あっ!坂田さん!)
(え?)
(坂田さんって糖尿寸前じゃないですか!)
(げっ!!)
(げっ!じゃないです!!プリンの話はナシですからね!!)
(…泣)
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