2
「全然濡れねぇなァ。」
少し苛立ちを含めた声。
全然気持ち良くもなんともないのに濡れるわけがない。
何度も何度も抵抗する内に男達に殴られればだんだんと力が入らなくなってきた。
「…やっと大人しくなってきたか。」
力が抜けベッドに仰向けに倒れ込んだ。
殴られた腹がズキリと痛む。
抵抗する力なんてもう残っていない。
「次抵抗したら今度は覚悟しろよ。」
『…っ』
言葉と同時に首を絞められれば息が薄くなる。
「あんまり調子のってると、殺しちゃうよ?」
楽しそうに笑った男が手を離せば足りなかった息を吸う私を見下す。
「じゃ俺から貰おうかな。」
そう言って目の前の男はズボンを脱ぎ出した。
< >
戻る