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全てが終わった後、高杉さんは優しく私の体を拭いてくれた。
『俺が洗ってやったんだ。』
「…え?」
タオルの隙間から見上げれば高杉さんは私を見つめていた。
「俺が洗ってやった、
俺が綺麗にしてやったんだ。
だから
もう俺の許可無しにこの体を汚すな。」
そう言って高杉さんは私に一つキスをくれた。
勝手で横暴な言葉だけど
凄く嬉しいと思ってしまった。
高杉さんが部屋から出て行ってから数時間。
私は何をするでもなくただ一人無心でベットに座ったままだった。
こんな広い部屋で一人。
正直何をすればいいのか分からない。
私…こういう時何してたんだっけ?
外を見れば空は茜色に変わっていた。
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