ミクとリンと@




――トタタタタッ


「ミクちゃんっ!」

「わっ!?」

振り返ると後ろから飛びついてきた犯人は、可愛い可愛いわたしの妹
目に入ったのは彼女がお気に入りの大きなリボン
でもそれはくちゃりと歪んでいた


「リンちゃん、リボンが歪んでる」

「うんっだからミクちゃん、直して?」


コテリと首を斜めに傾けてキュルキュルのおめめでおねだりする可愛い可愛いわたしの妹

「ミクちゃんに直してもらいたいの!」

「よろこんでっ」


キュッと結び直して、チュッとリボンにキスをひとつ


「ふぇ?」

「おまじない」

「おまじない?」

「そう、おまじない」

「ありがとう!」

「どういたしましてっ」


それじゃぁマスターのところ行ってくる。と駆け出した彼女の背中に手をふり
ふうと一息




「いい加減でてきたら、ショタバナナ?」

「え、なに。気づいててやってたの?」

「なに、そんな殺気ガンガン飛ばして隠れてたつもり?」

「いい度胸してんじゃねぇの」

「はっ」



頭のどこかで
ゴーンと、鐘が鳴った



(リンちゃんはわたさない!)








……………………
間色々はしょってタダの自己満足←

ミク→リン←レン
ミクvsレン
20110607

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