レンリン※
ブチブチッと音をたてて飛び散るボタン
「え」
言葉がはやかったか
ベッドに沈んだのがはやかったのか
はたまた同時だったのか
「リン」
名前を呼ばれた?
と頭が認識する、次に、酸素が奪われ身体に重みを感じた
「っ…ん」
酸素が足りないのか上手く状況に対応できない頭は、馬鹿の一つ覚えのようにただ、ただ危険信号を発し続けている
「んっ、は…」
苦しい
窒息死するのでは無いか
やっと動きだした頭、酸素が欲しいと訴える
この身体に覆い被さる重みをどかそうと腕に力を入れるが、何かに固定され動かせない
その何かを理解した時には、上手く呼吸が出来なかったためか、涙が頬をつたってからだった
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20110523
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