レンリン※













ブチブチッと音をたてて飛び散るボタン

「え」

言葉がはやかったか
ベッドに沈んだのがはやかったのか
はたまた同時だったのか

「リン」

名前を呼ばれた?
と頭が認識する、次に、酸素が奪われ身体に重みを感じた

「っ…ん」

酸素が足りないのか上手く状況に対応できない頭は、馬鹿の一つ覚えのようにただ、ただ危険信号を発し続けている

「んっ、は…」

苦しい
窒息死するのでは無いか

やっと動きだした頭、酸素が欲しいと訴える
この身体に覆い被さる重みをどかそうと腕に力を入れるが、何かに固定され動かせない

その何かを理解した時には、上手く呼吸が出来なかったためか、涙が頬をつたってからだった




…………………………………
20110523



[ 25/32 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -