レンリン(学パロ続き)






息ができないわけでは無いけど、そこそこな力で抱きしめられていて、苦しい

「レン…?」

急に甘えてきてどうしたのかと思ったら、脇腹に手が回ってきて、心配して損をした!、と言ってやろうと思ったけどやっぱりレンがいつも違う
名前を呼ぼうと音を発しようとしたら、それはレンによって制止され、同時に酸素も奪われた
次第に息苦しくなり、レンの服をぎゅうと握り訴える

「リン、」
「どう…したの?」
「誰?」
「え」
「放課後、音楽室で会ってたやつ」
「…え?」

たくさんの疑問符が浮かんだ

「リン?」

確かにあたしは、用事があるからとレンに先に帰ってもらった
だけど用事としか伝えてなくて、音楽室で、誰か、と会うとはいってない

「なんで…なんで音楽室ってわかるの?」
「っ!」
「レン?」
「あ、ごめ」

さっきまであんなにきつく抱きしめられていたのに、レンは、利き手を顔にあてあたしと距離をとった

「別に怒ったりとかじゃなくて、「ごめん。つけるつもりは無かったんだ」
「…うん?」
「なんか、こう、本能?感?そんな類のなんかに、えっと…」
「彼氏はいるかってきかれたの」
「え」



…………………………………
20110419

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