レンリン(学パロ姉弟)
リンに手を伸ばし、その白く細い首にすがり付いた
リンは俺の肩で、どうしたの?珍しいね、なんて言って優しく俺の頭を撫でた
「んー、いい匂い…」
「レン、それオヤジくさい」
「…食べていい?」
「はっ!?」
撫でていた手がピタリととまる
少しはなれてリンの肩に頭を預けたまま顔を覗きこみ眼にうつったリンは、大きな眼を更に大きくして、口をパクパクと酸素を求める金魚みたいに動かしていた
「ははっ冗談だよ」
「レンの冗談だは、冗談にみえないっ」
気付かれていないと思っていた、リンの脇腹にそえてた手を叩かれた
「珍しく甘えてくると思ったら下心故ですか」
「レンくんも男の子なんで」
「ばーかっ」
「…リン」
ぎゅうと、力いっぱいリンを抱きしめた、小さく痛い、と聞こえたけど抱きしめ続けた
「レン…?レン、どしたの?」
「リン…」
「レン、苦しいから、ね。ちょっとだけ力…」
「リン」
リンの口を同じそれで塞いだ
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20110419
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