灰色のくちづけを君が溶かして
【あらすじ】
高校二年生の冬。
唯一の美術部員の須藤が帰ろうとした時、見知らぬ男子生徒が忘れ物を取りに来る。引っかかるところはあったものの特に気に留めない須藤。
それを契機に美術室へ遊びに来るようになった、男子生徒、白坂。
白坂の石膏(ただしヘルメスだけ)に対する態度がおかしい、そう思いながらも、須藤はデッサンをし、白坂をそれを黙って見る、という関係が続く……。
白坂 直哉×須藤 諒
CP名は「しらす」
※タイトルを'16.04.19に『イリアスの外で君の名前を教えて』から変更しました。
【登場人物】(ネタバレ含む)
須藤 諒
石膏が好きな男子高校生。
何事にも淡白でこだわりが薄く、面倒くさがりでなにかと横着した行動をする。
ヘルメスとのキスは、止められそうにない。
白坂 直哉
外部で水泳をやっている帰宅部。
須藤にはひとめぼれ。自分が男も好きになれるのだと気付いた日は、一日中悩みに悩んだが、今はもうどうでもいいこと。