(遭遇してみた)
「何じゃお前。そんなおかしなとこから出てきて」
「(びくっ)……!」
「はは、そんなあからさまに怯えられると傷つくわ。ほれ、出てきー」
「………こわいから、やだ」
「ん、ああこいつら。大丈夫、俺は売られた喧嘩しか買わんから怖くないぞ!」
「うぅ……」
「それに女子に手を上げるのは好かんしな(すっ)」
「!!(ささっ)」
「おお……何もそんなびびらなくていいだろっつーかお前身軽だな」
「だってここは怖いもん、喧嘩とか、色々」
「そうかもな。けど俺は平気だぞ、本当に何もしない」
「本当に、ほんと?」
「おう。本当に本当じゃ」
「そっか」
「俺は宝生巽。あんたは?」
「沙耶、です」
「ふうん、沙耶か。沙耶は猫みたいな奴だなー(なでなで)」
「(びくぅっ)……猫じゃないです」
そんな感じ。沙耶は何かと苗字を名乗らない奴・
ゆえさん宅巽さんお借りしました!!
back