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成長連載主とマルコとエース

2010/02/20 18:04

※成長した連載主です



毎月恒例の隊長の集まりに出るから、とチビ助を遊びに行かせてからだいぶ経った。
無事集まりも済み、船内を見回るついでにチビ助をさがしていた。
そろそろ風呂に入れないと、夜すぐに寝てしまって入るタイミングを失う。

少し歩き回っていると、見覚えのあるものをみつけた。

「…」

少し前を歩くのは、最近めでたく家族になったばかりのエース。ああ。エースだ。
トレードマークともいえるオレンジのテンガロンハットが見えるし間違いない。
間違いない、の、だが…。

なんか、頭についてないかい?

いや、正しくはなにを肩車してるんだ、か。

「…エース!」

「お!マルコ!」

呼ぶと、すぐに振り返って走り寄って来た。

「マルコ、お疲れさま!」

「おー!そっか!マルコお疲れ様です!」

エースのテンガロンハットを被り、満面の笑みを浮かべたチビ助の顔はおれと同じくらいの高さ、つまりはエースに肩車されているわけだ。
なんでこんなことなってんだ。

子供が子供を肩車している。
とは言え、エースはだいぶもう大きいし、チビ助はまだだいぶ小さい。見た目的には違和感はまったくないのだが、この船のまさに末っ子と孫の立場のこの二人がこれは…。
やはり、笑いを誘う。

「お前が子守とはな」

「ししっ!もうちょいおっきいけど、弟がいんだ!」

「だからか」

「おう!」

「ま、子守ありがとよい」

チビ助をエースの肩から抱き上げる。

「マルコ、おれもう子供じゃないよ」

「十分まだまだがきんちょだよい」

たいして重くもないチビ助を右腕に抱き、デコピンをかます。

「いてっ」

「まあ、また遊んでやってくれい」

エースの頭にテンガロンを返してやる。

「わっ!」

「じゃあな」

「またね、エース!」

「お、おう。またなー」

エースに手を振るチビ助の頭を、ゆっくり撫でた。
窓の外の海は、茜に染まっている。



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しかし、いつにも増して、低クオリティ!
すいませ…orz



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