あとがき



『交換日記』はこれにて終了でございます。ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました!

ぱっと思いついて四日で書き上げた作品です。他の作品に比べて、さらっと読み終わる分量になりました。一話と最終話だけ思いついて書き始め、最終話に近づくにつれて、私が楽しかったです!

救いのある悲愛と不思議なスパイスってイメージで書きたかったのに、不思議なお話に悲愛のスパイスって感じになってますね。逆転してしまいました……。
基本的に悲愛は苦手です。ハッピーエンド至上主義なんです。おそらく前世の二人はバッドエンド、今世の二人はハッピーエンド。
長次は好きな人のためになら身を引く子、というイメージがあります。このお話では、主の家柄とか許嫁とか、そのあたりに対して身を引いた感じで。
主は長次の気持ち何も考えないで、ずっと一緒とか軽々しく言っちゃうタイプ。そんな主をつれない態度で諌めながら、内心はそんな将来が本当になればいいのにと願ってしまう長次。みたいな。ことを。表現したかったのにっ!

ちなみに、交換日記相手の方の主が長次より一つ下なのは、室町時代はおそらく数え年であって、現代で言うと十四歳になるのかな……とか思ってたからです。生きた年数としては同い年。と言いつつ間違ってる気もします……。

では、全10話+1に加え、こんなところまで目を通して頂きまして、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!



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