裏の裏の裏を読め

最近名前ちゃんの様子が可笑Cー。名前ちゃんだけじゃなくて跡部も、宍戸も、鳳も可笑しEー。でも他のレギュラーは全然気付いてねーの!なんか部活中もみんな怖いCー!
宍戸と喧嘩したのかなー、とか甘い期待を寄せて聞いたら直ぐ否定されたCー。ちょっと残念。どうせなら喧嘩して別れてくれても良かったCー。なら名前ちゃんを俺のものに出来るのに。
へらへらと笑う偽りの俺に、みんな騙されてくれてるから超ラッキー!最近テニス部を避けてる名前ちゃんも、俺には普通に話し掛けてくれるCー。えー、俺って二重人格?でもこういう時、跡部に勝ったって思うんだよねー。
つーか、名前ちゃんのこと狙ってるやつ多いから困るCー。絶対跡部は名前ちゃん好きだCー。忍足は知らねーけど!そんなことを思いながら着替えてたら宍戸が部室に名前ちゃんを連れて来たの!めっちゃ怯えた顔して部室に入る名前ちゃん見たら確信しちゃったCー。

「着替えっから、其処で待ってろ」
「……うん」

すっげー鳳は名前ちゃん睨んでるC、跡部は話し掛けたそうに見てる。忍足は、…後ろ向いてるから表情分からないんだよねー。

「宍戸、部外者連れ込むのは良くねーぞ」
「おい向日、名前は俺の彼女なんだよ」

やんわりと注意する向日に刺々しく言い返すなんて、宍戸らしくねー。やっぱ名前ちゃんと何かあったみたEー、俺の勘って鋭いんだよねー。

「向日さん、宍戸さんの彼女なら別にいいんじゃないですか?」
「せやで岳人。名前は友達、やろ?なぁ、跡部?」
「……ああ」
「くそくそ!お前ら名前に甘いんだからよ!」

いきなり跡部に話を振る辺り、やっぱ忍足も関係あんのかなー。あいつ直ぐに心閉ざすからよく分からないんだよねー。悔しそうに名前ちゃんを睨む向日は、全然気付いてねーみたいだけど。

「長太郎は、名前が部室に来ても怒らねーのかよ」
「宍戸さんの彼女なら、いいんじゃないですか?」

それからしばらくしたら宍戸と名前ちゃんは一緒に教室に戻っていった。うっわー、鳳名前ちゃんのこと睨みすぎだCー。んー、でも何で跡部が泣きそうになってるんだろ?
それに宍戸が部室を出る前、鳳に聞いたのも気になるCー。あの鳳の言葉で、複雑そうに笑う宍戸見たら、なーんか俺気付いちゃったかも。
これは俺の予想なんだけど、もしかして名前ちゃん、レギュラーに犯されちゃったとか?忍足辺り、奪うためならえげつないこともやりそうだCー。で、跡部が騙されて一緒にヤッちゃいましたー、みたいな?跡部が話し掛けたがってるのは、仲直りしようとしてたりー?あれ、じゃあ鳳は関係なEー?最初から鳳はただの第三者?嫉妬してるだけー?

んー、久しぶりに頭使ったら眠くなってきたCー。ま、俺には関係ないんだけどね。



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