INお花見


「全国大会メンバーでお花見大会開催!いえい!パフパフ」
「いやいや、無理があるやろ」
「この時点で誰が喋ってんのかも分からんわ」
「先輩ら喋りすぎっすよ」
「しゃーない、俺が説明したろ。立海と四天宝寺の合同お花見会や」
「2校だけ?!」
「あー、うん。青学とかには断られてん」
「つーか立海の人、誰一人と喋ってませんよ」
「ジャッカルー!何か喋ってーな!」
「俺かよ!?」
「出ました本家"俺かよ!?"はい、ありがとうございましたー」
「白石も見習いや」
「何でやねん!俺には絶頂っていう決め台詞があるんや!うーん、絶頂!」
「………」
「間近で見れば、なかなかすごいね」
「真田くん固まってるけど!?幸村くん喋ってくれてありがとう!」
「全然回せてないやん。ほとんどマネージャーと俺しか喋ってないやん。」
「良かったね謙也!目立ってるよ!」
「ちゃんと他の人にも回したれや」
「いや…もう無理…だって回せる気しないというか、台詞に区別付けるんめんどくさい…」
「それマネージャーやなくて書いてるやつの愚痴やないかい!あーもう、ほんまに俺しか喋ってないやん!…喋り疲れたわ」
「しゃーない、実は今日スペシャルゲストを呼んでます。はい、拍手〜」
「アーン?」
「跡部かいな!」
「+侑士」
「久しぶりやなぁ、謙也」
「何でここにおんねん!」
「俺様を呼んだわりに、シケたメンバーじゃねぇか」
「やって」
「ふーん」
「いやいや、君らのことや」
「うるさいよ」
「幸村くん怒ってるやん、ちょっと怖いんやけど」
「ま、とりあえずお弁当食べようや」
「実はこのお弁当私の手作りなのでーす!!」
「見た目からしてマイナス50点っすわ」
「コンビニ弁当かと思ったよ」
「俺様の口に合うのか、アーン?」
「……泣いてもいいですか」
「財前空気読んで誉めたれや!一応俺らのマネージャーやねんから!」
「幸村くんと跡部はしゃーない、ドSやさかいに」
「でもこれなかなか上手いっス!!」
「赤也……!」
「赤也の株が上がった確率、87%」
「ふふ、赤也の口に合って良かったね」
「黒い卵焼きなんて初めて見たぜよ」
「………」
「………」
「おい」
「てへ!」
「何で焦がしたやつ入れてんねん」
「えー、セーフやん」
「アウトだろぃ」
「アウトじゃな」
「アウトですね」
「立海の人ら全否定やん!」
「じゃあ謙也食べーな。喋り疲れたやろ。」
「いや、俺お腹減ってないからいいわ…」
「しゃーない、俺が食べたるわ」
「うっわ、白石男前…!」
「自分ほんま単純やな」
「うっさい!!」
「てゆーか立海の人らお弁当持参してはんで」
「俺が作ったんだぜぃ」
「ブンちゃんはお菓子だけじゃなくて料理も作れるぜよ」
「はっ、お菓子ならうちの財前も作れるしな?」
「……善哉だけっすよ」
「………」
「………」
「謙也、作れるよな?」
「自分無茶ぶりやな!無理やっちゅー話や!」
「立海パネェ」



やっぱり回せませんでした。



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