エレンがすごくキャラ崩壊してる
デリバリーヘルスとは?
派遣型のファッションヘルスのこと。略してデリヘル。出張ヘルスとも呼ばれる。店舗がなく、客のいる自宅やホテルなどに女性を派遣し性的サービスを行う業態で、サービス内容はファッションヘルスとほとんど変わらない。(wikipediaから引用)
デリヘル呼んだら君が来た
※現代パロ
そういえば彼女と別れてからはご無沙汰だな、なんて思ったら無性に抜きたくなってきた。出来れば相手が欲しいが、あいにく今はそんなパートナーはいない。一人でAVを見て抜くのはなんだか物足りないので初めてデリヘルを呼ぶことにした。どんな子にしよう、と悩んでサイトを見ていればドンピシャで気に入った子が。首から上は写っていないが、身体は間違いなく俺好み。早速予約の電話を入れれば、「黒髪ショートの可愛い女の子今から送りますね〜」と受付の男は言っていた。おいおい、黒髪ショートってまさかミカサじゃねーよな。なんて空想に浸ってシャワーを浴び終われば、グッドタイミングで玄関のチャイムが鳴った。急いで服を着てドアを開けた瞬間オレ硬直、そこにはありえない奴が立っていた。
「、は?お前なんでここに」
「デリ嬢のなまえです。」
虚ろな目で俺を見つめるその女は、一か月前に別れたばかりの元カノで。長かった自慢の髪はバッサリ切られ、色もミカサみたいに漆黒に染まっていた。なにか得体のしれない恐怖を感じ、条件反射でドアを閉めようとすれば彼女はサッと足を間に挟み、「入れてもらえますか?呼んだのはあなたの方でしょう?」と笑った。
「エレンが一方的に振るから…」
「わたしはずっと好きなのに。」
「ねぇエレン?わたし、すっごく傷付いたの」
「どうしてわたしを捨てたの?」
「エレンは、わたしなんかいなくても平気なんだ?」
「それに、ミカサちゃんとは離れないんだね?」
「だからね、エレン好みになって帰ってきたよ?」
玄関先でベラベラと悲劇のヒロインぶって話すなまえに無理矢理お金を渡して追い出した。しばらく扉を叩く音がしたが、諦めたのかそのうち帰っていった。なんでよりによってあいつが来るんだよ。この最悪な出来ごとに、俺の息子はすっかり萎えてしまっていた。
翌日、この事をコニーやジャンたちに話せばあいつらは笑って「そりゃあ災難だったな」なんて言いやがった。ちくしょう、こいつら他人事だと思って絶対楽しんでやがる。むっとした俺を見てジャンは「今日呑みに行こうぜ、ついでにいいとこ紹介してやるよ」とにんまりと笑った。
ジャンが教えてくれた店はホテルで待ち合わせするタイプの店、いわばホテヘルだった。ついでに割引券までくれるジャンは、俺の中で良い奴認定。まあ割引券の期限が明日までだったからだけなんだけどな。こういうのは早めに使っとくべきだと思い、早速フリーで予約した。フリーで予約したのに、好みの子を聞いてくれてジャンの言う通り良い店だと思った。昨日は確か細身スレンダーな子で失敗したから、たまには小柄な子でもいいかもな。
「ああ、それなら今日入ったばかりの小柄な新入りちゃん送りますね〜。新入りだけど童顔で可愛いですよ〜」
「じゃあその子でお願いします」
へぇ、今日入ったばかりってことは素人か。俺、結構素人の子好きなんだよな。昨日は災難だったけど、今日は付いてるかも。…なんて思っていたことをすぐに後悔することになる。
ホテルに着いてすぐにチャイムが鳴った。来るのやけに早いな、なんて思いながら扉を開ければ昨日の出来事がフラッシュバックした。
「エレンの好みのタイプは全部知ってるのよ?」
「…いや、あの、チェンジで」
店に電話しようとするなまえの腕を掴んでそう言えば、なまえは嬉しそうにこう言った。
「ごめんねエレン。この店、チェンジとか無いんで。」
140902
ヤッてるとこ書こうか迷ったけど原曲がそういうやつじゃなかった。