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The Seven Lumberjacks.01


客×王子
続編/強制売春/覆面拘束






「ーー料金は一刻で三八〇〇デルクだ」

 奥部屋の粗末な木扉を押し開きながら、ロベルト・ベラールは契約内容を復唱した。

 軽く顎をしゃくって背後に伴った客に入室を促しつつ、この中年猟師にしては慇懃とすら言える落ち着いた声音でこう続ける。

「こいつ≠買ってる間は傷さえ付けなきゃ何をしても構わねえ。ただし、顔は見ねえ方が賢明だぜ。見たら最後、勃つもんも勃たなくなっちまうからよ……それじゃ愉しんでくんな」

「…………」

 食い入るように部屋の一点を凝視している客の肩を気安く叩いてから、ロベルトは踵を返して退室した。

 ランプの灯に照らされた質素な山小屋の一室に残されたのは客の男と、そしてーー

「ん……、んぅ……っ」

 部屋の奥ーー麻のシーツが掛けられた寝台に、頭部に麻袋が被せられた全裸の男が仰向けに横たわっていた。

 人相の判別こそつかないが、抜けるように白い肌の瑞々しい張りと弾力からして、恐らくはまだ年若い青年であろう。

 名高い芸術家が技巧の粋を凝らして造り上げた銅像を思わせる端整な肉体は、左右の両手足首を一括りに縛られて、あられもなく股を開かされている。

 その猥褻極まりない格好から、彼が客によってこの寝台で何を強要されるのか察しの付かぬ者はいまい。

「こいつぁ、堪んねえや……まるで男に犯られるために産まれたような身体つきだな……」

「っん……っ」

 早速寝台に乗り上がるや、客ーー小柄だが丸々と太った四十代半ばの中年男は、喉を鳴らして生唾を呑み込んだ。

 細身とはいえ、なだらかな筋肉が薄く隆起した男性体にも拘らず、むしゃぶりつきたくなるような雌の色香を漂わせている肉奴隷の胴と太腿を両手の平でたっぷりと撫で回してから、薄桃色の乳首を摘まみ上げる。

「っ……ゥンっ、んんぅ……っ」

 どうやら麻袋の下で更に猿轡でも噛まされているらしい。

 微かにくぐもった苦鳴を漏らす青年の両胸を、中年男は厭らしく弄んだ。

 乳頭の肉粒の弾力を思うさま揉み潰し、乳輪ごときつく捻り上げたそれを捏ね回して、引き千切らんばかりに抓ってやる。

「ンーー……っ、んうっ、んゥううーー……!」

 麻袋を被せられた肉奴隷の頭が大きく打ち振られた。

 硬い指で散々弄ばれた両胸を、今度は霜のついた舌が厭らしく嬲り始めたのだ。

 軟体動物のように蠢く生暖かい舌が乳頭の形をゆっくりとなぞった後、中年男の窄めた唇と舌によって、左右の乳首が交互に満遍なくしゃぶられる。

「っ…………」

 ……ようやく中年男の唇から解放されたとき、途中、歯を立てられて痛いほど吸引を繰り返された肉奴隷の両乳首は、充血し切って淫猥な紅色に変じていた。

 一方、唾液に塗れた両胸から離れた男の舌は、次なる標的を求めて腹筋の溝を伝い落ちている。

「ん……、ッ……っ……ッ」

 どうやら相当感度がいいようだーー引き締まった腹を波打たせて感じている肉奴隷の股間に顔を寄せつつ、中年男は舌舐めずりした。

 太腿の内側にむしゃぶりつくや、抱き込んだ青年の片脚を厭らしくさすりながら、足の付け根を派手に舐め回してやる。

 その間、もう一方の空いた手は、形良く膨らんだ若い睾丸を手荒に揉みしだいて嬲っている。

「ン……っ、ン……ッ、ぅんん……!」

 睾丸を揉まれて半勃ちになった青年の男性器を、中年男の武骨な手が激しく上下に扱き立てた。

 身動き出来ぬよう股を開いた格好で縛られた青年は、いかに手荒に股間の逸物を扱われようとも、猿轡の奥で惨めに喘ぐ以外に為す術はない。

 そして、それは強制的に勃起させられたペニスをそれきり放置されたときも同様だった。

 股間の肉棒を弄ぶのに飽きたのか、はたまた臀部の曲線と肉付きに肉欲をそそられたのか?

 白い太腿を執拗に舐ぶっていた男の舌が、慎ましく肉襞を窄めた青年の肛門に伸ばされた。

 妙に優しいタッチで軟体動物を思わせる舌先が尻の谷間をゆっくりとなぞっていくーー中年男の舌が生易しい動きを見せていたのはそこまでだった。

「……! ぅ、ンン……っ! んぅっ……、ンンーー……っ」

 肉厚の舌が勢いよく肛門に突き刺さった。

 まるで陸揚げされた魚の如く激しく畝るそれが、唾液の粘る卑猥な音を立てて、肉襞と直腸の浅い部分を舐ぶり回す。

「はあっ、美味えっ……」

「うぅ……ん、っン、っんうううぅぅぅ……っ」

 白い太腿の間に醜面を突っ込んで、散々、肛門と張りのある尻肉を舐めしゃぶってから、小男は唾液塗れになった青年の尻穴に人差し指を差し挿れた。

 恐らくは、銜え込まされた異物を排泄しようとしているのだろう。

 滑りを帯びた肛門の肉襞がひくひくと蠕動を繰り返しているが、そこに突き立てられた男の指はびくともしないーー否、それどころか、雌の膣としてあからさまに厭らしく弄び始める。




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