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※『ヨイノヒトカケラ』は、『ヨミノヒトカケラ』の続編になります。
 その為、登場人物紹介は簡易なものにしておりますが、『ヨミノヒトカケラ』のネタバレが多く含まれております。
前作を最後までお読みいただいたのちに『ヨイノヒトカケラ』をお読みになることをお勧めいたします。



 以下、登場人物紹介


●澪

 本編の主人公。
 黄泉の王の娘として、双子の妹と共に死者を導く役目を負う。
 双眼には不思議な引力を持ち、見る者を惹き付ける。
 葦屋道満の件で護衛を連れ黄泉を抜け出し身を隠していたところを仕事寮に保護される。
 解決を見て黄泉に戻ったが、現在は金波と共に黄泉を逃げ出した大怨を追う晴明の手助けをしている。
 生前の境遇から、食に対しての興味が非常に強い。



●標(しるべ)

 澪の双子の妹。
 見た目よりも幼く、無邪気で好奇心旺盛。
 元々霊力が強く、黄泉の王に与えられた力と混ざり合い、感情の起伏も激しいことも手伝って力のコントロールが下手。
 現在は銀波と人間に擬態した獄卒鬼と共に葦屋道満に同行し、様々なことを教わりながら大怨を追う。



●金波・銀波

 澪が黄泉から逃げ出した当時二人で一匹の鵺に化けていた、黄泉の澪標を守る双子の兄弟。
 兄に金波と弟の銀波は性格も知能も正反対で喧嘩も度々。だが兄弟仲は良い。
 現在、金波は澪に、銀波は標の護衛をしている。



●小舟

 澪やその周囲から大切に守り育てられている、黒く、小さな角を持った赤ん坊。
 澪と標の生前暮らしていた村で信仰されていた《鬼》の本体。
 先祖が一族の繁栄の為に、大きな底無し穴に落とし《鬼》とした女性が抱えていた赤子だった。



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