後書き+レス




 葵様リクエスト、2016GWリクの続編です。

 今回は郭嘉自身は名前のみの登場で、最後にちょろっと夏侯惇が出てます。

 郭嘉から自由になる一日を書こうということで、父親の墓参りにしました。

 夢主は全くそう思ってませんが、郭嘉にも夢主に対する情は少しだけあります。だから墓参りにも行こうとしたのです。夢主視点ではそういう部分が書けなかったのでここに……。

 外部からの働きかけが無いと二人の関係が進展しなさそうだったので、賈栩にお姉さん風吹かせる女官長を登場させて賈栩と夢主の仲を取り持とうと口五月蠅く頑張ってもらいました。
 女官長は賈栩を前の主のもとにいた時から心底心配していたので、夢主に気があることを知って大層喜び尽力しています。
 ちょっとだけ決めた設定を書きますと、女官長自身は曹操軍に夫を殺されていますが、戦の常と覚悟していたので恨んではいません。ただ伴侶を失った辛さはあり、子供も無かったので、賈栩の将来を心配してあれこれ世話を焼いて紛らわせている節があります。それを分かっているからこそ、賈栩も辟易しつつも邪険には扱いません。

 ちょいちょい夢主も賈栩のことを意識し始めてます。
 最初こそシリアスになっていましたが、徐々にほんわかと甘い作品になっている……ことを祈ります。

 ちなみに指輪を選んだのは、詫びをしろと町中に無理矢理連れ出した女官長ではなく、賈栩自身です。女官長が夢主に似合うと思う物を選んで買いなさいと強要しました。



 葵様、こんばんは。
 今回もリクエストしていただき、まことにありがとございます。
 無事に五周年を迎えることが出来ました。今までこのサイトを見捨てずにお付き合いいただけて……本当に有り難いです。

 作品の方、いかがだったでしょうか。
 今回、ifではない場合の続編ということで、あの一件を引きずりつつ賈栩に寄りつつある夢主になっています。こちらは賈栩が女官長にお節介を受けながらゆっくりと夢主と距離を縮めていくパターンとなりました。
 お気に召していただけましたら嬉しいです。

 そうなのです。
 はらからころしもとうとうあの部分が近付いています。
 私も尚香の件については印象が強く残っておりまして、連載を始めた時からどうするかあれこれ考えていました。
 もうすぐ訪れるあのシーンははらからころしで最も重要なことが起こる場面でもあるので、その時まで気長にお待ち下さいませ。

 今年は更に暑くなるそうですし、葵様もどうかご自愛の上、これからの季節をお過ごし下さいませ。
 私も、今年も熱中症にならないよう気を付けます。

 この度は企画参加と共にお祝いのお言葉をいただき、本当にありがとうございました!



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