諸葛亮
「ソディローズフィアは自由の国! 我らの手で失われた自由を取り戻せ!!」
「「「ソディローズフィアは自由の国! 我らの手で失われた自由を取り戻せ!!」」」
雄々しき合唱に空気が、街が震える。
至る場所からもうもうと黒煙が立ち上るは大国ソディローズフィアの首都ローザンジーヌ。
兵士の悲鳴、国民の怒号に混じり、少女の可憐ながらに勇ましい大音声が同じ科白を叫ぶ。
「我らはレジスタンス《薔薇の絆》!! ソディローズフィアは自由の国! 我らの手で失われた自由を取り戻せ!!」
白銀の鎧を身に纏い、両手剣フランベルジェを自在に振るい、立ちはだかる兵士を悉(ことごと)く切り捨てていく。
その後ろに薔薇の絆に属する国民達は従った。
少女の名は●●・ビリュー。かつてソディローズフィアの発展を王の側で支え、政争に敗北し没落したウィングロゥ公爵の一人娘であった。
度重なる国民への強固な税金徴収、過酷な労働、隣国との戦の気運の高まりによる容赦無い徴兵に耐えきれず、怒りを爆発させんとした民を率い蜂起した、僅か十六の少女だ。
●●はひたに民の未来を思い、反旗を翻し、己の強く固い意志を込め刃を振るった。
「ソディローズフィア王サゲイン十七世!! 我らは貴様の首を望んでいる!! 速やかに第一広場断頭台へ立て!」
●●の高い声は良く響く。喧騒すら切り裂き、絢爛豪華な王城へ届く。
サゲイン十七世は臆病な男だった。優柔不断で決断力に欠け、大臣達の都合の良いお飾り王と近隣諸国から揶揄される。
臆病者の王は、今頃自室にて震え上がっていることだろう。
それを引きずり出してでも、必ず罪を償わせる。首を刎(は)ね、死体を晒し物にする。
●●は真っ直ぐに進む。邪魔な者は斬り捨て、魔術で吹き飛ばす。破竹の勢いに乗じ、レジスタンスは猛進する。
そうして、王国軍最高司令官、白雪将軍リベリ・ドンコットの守る城の正面に至る。
ウィングロゥ公爵家と親しい間柄だったリベリは白馬上から無表情に●●を見下ろし、バスタード・ソードをゆっくりと持ち上げた。
切ることにも突くことにも適したリベリのバスタード・ソードは長さ百四十センチ、重さ三キロとなる。斬り合いは片手、突き刺すは両手と使い分ける為に柄が長い。扱いが非常に難しく、相当な修練が必要である。
今年五十三歳になるリベリは若い頃からバスタード・ソードを好んで使う。
その姿はとても勇ましいと、父は●●に良く語って聞かせた。
●●自身もリベリを尊敬している。
だからこそ、この状況は心苦しい。
リベリはレジスタンスへの誘いを断った。今や彼は大いなる障壁である。
「ドンコット将軍。命惜しくば速やかに退去しては下さらぬか」
「愚問。ここを通さば貴公らは城に雪崩れ込むであろう。私は、無用な血が流れる悲劇は好かぬ」
「……このまま腐れた王権を放置すればこそ無用な血が流れる。我らは才の無い者の為に無駄に血を流せと仰るのか、父の心に賛同して下さっていたあなたが」
リベリは愛馬から降りた。
懐から何かを取り出し、徐(おもむろ)に天へ掲げた。
球体の水晶だ。中に青い光が揺らめいている。時折、何か魔法陣のような模様が浮かんでいる。
何事かと見つめ────その球体に集結する大気の鳴動に顔色を変えた。
なんと愚かなことを!!
●●は即座に声を張り上げる。
「我が同志達よ!! 急ぎ退却せよ!!」
「遅い!! 解放せよ、悪魔嗤う滅びの唄よ!!」
球体が割れた。
ほんの瞬き一つ。
そのうちに、視界は真っ青に染まる。
●●を呼ぶ同志達の声は掻き消された。
全てが青に呑み込まれていく。
薔薇の絆の同志達さえも、王国軍の兵士達さえも、リベリ本人すらも。
呑み込まれなかったのは、●●ただ一人だ。
青がまた瞬き一つで失せた直後彼女の周りに広がっているのは、
何も無い荒野だけ。
城を中央に据えたローザンジーヌの街並みも、血生臭い人間達も、城の中で怯え縮まる者達も────。
全てが失せた。
「何という、こと……!」
まさかあの人が《暴魔爆弾》を所持していたなんて!!
十年前、一人の魔術師が作り出した爆撃兵器はその凶悪さから忌避され使用及び製造を堅く禁じられた。けれども、魔術師が残した資料は転売され、知識がありながら爪弾きにされる魔術師の間で密やかに製造が続いている。リベリは闇市で手に入れたのだろう。
暴魔爆弾は、使用者の命そのものを水晶の中に移し、呪文を唱えた瞬間使用者共々爆発する。その爆発は街一つ容易く消失させてしまう。
せめて救いと呼べるのは、爆発に巻き込まれた者達が苦痛を伴わず消滅することくらいか。
●●は、その場に座り込んだ。
何故自分だけが助かったのか……その理由は一つ。
両耳のピアスに触れる。硬貨のような丸い飾りには緻密な魔法陣が刻まれている。強力な防御魔術だ。
兵器と言えども魔術の粋(すい)を結集した物。防御魔術が強力であれば爆撃の中でも生存することは可能である。
幼い頃に父に貰った守りのピアスがこんなところでも役に立つなんて。
全てが一瞬で消え去った。これまでの民の苦しみも、レジスタンスを結成した●●の頑張りも、同志達の思いも、全てが無かったことにされてしまった。無駄になった。
こんなこと……誰が予想しただろう。
白雪将軍を退け、城内に攻め入り、王を玉座から引きずり降ろす筈だった。
それが、たった一瞬で、何も無くなってしまうなんて!!
「……っあああアぁァァぁぁァぁ!!」
●●は叫んだ。金切り声は次第に大泣きとなる。
声が枯れるまで狂ったように泣き叫んだ。突如与えられた虚無は、●●に大きな衝撃を与えた。
疲れ果て脱力した●●は、ふと背中の産毛が逆立つ感覚に顔を上げた。
ややって讃美歌のような、高い音が背後から聞こえる。
肩に、何かが乗る。
何……首を巡らせ────「ひっ」ひきつった悲鳴を上げた。
黒い繊維が寄り集まったような塊が張り付いていた。それは同様の縄に繋がれ、後方から伸びてきているらしい。
身を捩って背後を振り返った。
何も無い空間に、口が空いている。
その奥からこの縄は伸びている。
口が何なのか●●は知識として知っていた。
見るのは初めてであるだけに戦慄に声も出ない。
口から更に何本も縄が吐き出される。
それらは全て●●の身体に張り付き凄まじい力で引き寄せる。
闇の満ちる、口の中へ。
嫌だ、声も無く訴える。
けれども口には耳も目も無い。知能もあろう筈がない。
捕らえられた以上、何をしても、何を言っても無意味だ。
●●の身体は、抵抗もせず口に呑み込まれていく────……。
‡‡‡
悪い夢を見ていた。
それは苦しくて寂しくて寒くて痛くて……辛かった。
悪夢から逃げたくて、自ら覚醒を促した。
飛び起きたのは、粗末な、遥か東にある大陸の様式のベッドだ。
なんて固くて寝心地の悪い……不快を感じつつ●●は周囲を見渡した。
身を置く部屋も、身にまとう寝衣も東大陸の様式だ。
他大陸の様式を用いた家屋を建てることは、何も珍しいことではない。
だが最近のソディローズフィアは他大陸の文化を用いることを堅く禁じ、すでに建てられたものは容赦無く取り壊した。
ここはソディローズフィア国内ではない。
「……どういうことなの、これは一体」
呟かずにはいられない。
立ち上がろうとして寝台を降りたものの足に力が入らずに倒れ込む。受け身も取れなかった。
痛みに呻いていると、扉が開かれ、一人の青年が現れる。薄い髪色は東大陸に良く見られ、ソディローズフィアでは珍しい。
青年は、やはり東大陸の身形をしている。
怪訝に見上げていると、彼は口を開き、何かを言った。
言語が違う。
●●は驚いた。
散在する大陸は、文化は違えど言語は共通だ。各大陸の民族の中には独自のそれを持ったりもするが、基本は同じで理解出来ないことも無い。
だが東大陸にはそういった違う言語を持つ民族は確認されていない。
本当に、これはどういうことなの。
「あなたは一体何者なの? 東大陸の人間? いえ、それよりもここは何処なの? ソディローズフィアの領地内? それともまさか東大陸?」
倒れたまま問いかけると、彼は顔を歪めた。こちらの言語が通じていないのだ。
訳が分からない。
青年も言葉による意志疎通が図れぬと分かったようで、少し面倒そうな顔をして●●に歩み寄る。
●●の肩を叩いて寝台を示し抱き上げた。どうやら寝台に戻すぞと言う合図だったらしい。
「ありがとう」
「……」
やはり伝わらないので頭を下げた。
青年は眉間に皺を寄せ溜息をついた。
彼に謝罪を込めて再び会釈し、無言で部屋を辞する青年を見送って、そこであっと声を上げた。
そこで一つ思い出したことがある。
そう言えば、随分昔の話になるが、言語の異なる部族との対話をする為の翻訳の魔術を習ったことが無かったか。●●とて公爵家の長女。そう言った場面が無い可能性もなきにしもあらず。念の為覚えておきなさいと家庭教師から学んだ筈。
思い出せ、私。このままでは意志疎通も図れず、ここが何処なのかも、彼の素性も、敵か味方なのかも分からないままだ。
必死に記憶を手繰った。何せまだ十にもなっていなかった頃の話だ。順序も術式も理屈も、ほとんど朧に霞んでしまっている。だが小規模の魔術を扱えるなら発動出来る簡単なものだったのは覚えている。手順はきっと難しくない。
青年が戻ってくる前に、何とかして思い出さなければ。
●●は唸りながら、急ぎ思い出す。
「……そうだ、布か紙を二つ用いるんだったわ。魔法陣を描いて、お互いに持っていれば」
そう。魔法陣も簡単だったわ。思い出してきた。
完全に思い出した●●が大きく頷くと、丁度扉が軽く叩かれゆっくりと開かれた。
青年だ。手にしているのは数枚の木の板と、筆と墨と硯。
木────なんて丁度良い。
植物は魔術と相性が良い。この人、術のことを知っているのね。
じゃあ、この人は東大陸でまだ発見されていない部族の人間なんだわ。故あってソディローズフィアに隠れ住んでいるのかも。魔術に精通しているのも、その為なのかも。
頭の中で勝手に解釈し、木の板と共に墨を付けてくれた筆を有り難く受け取る。そしてさらさらと、二枚に思い出したばかりの魔法陣を描いた。
にこやかに差し出せば青年は驚いた顔をしていた。えっとなって首を傾げると、怪訝そうな顔をして木の板を受け取る。
「これは……何だ」
「言語翻訳の魔術よ。あなた、そうしろってこれを持ってきてくれたんじゃないの?」
言葉が通じる。良かった。失敗していない。
けども、青年の反応は何だか奇妙だ。唐突に言葉が分かるようになってとても驚いている。
不安が生じ、●●は目を細めた。
「言語翻訳の魔術? 何だそれは。その魔術とやらで、私達は会話が可能になっているのか?」
「え、あなた魔術を知らないの?」
「知らぬ。神仙術、仙術、方術、道術などが、物語の端々に見受けられる程度だ。そういったものすら、私は見たことは無い」
「ここは何処なの?」
「荊州だ」
荊州……そんなの、全然知らない。分からない。
おかしい。私は、レジスタンスに必要であろことだからと全大陸それぞれの国、地域の名称、情勢を網羅していた。その中に東大陸に州の付く地名なんて無かったわ。秘境だから?
「ここは東大陸……いえ、華翁(かおう)大陸と言った方が良いわね。そこではないの?」
「いや、違うな。それがお前のいた国の名か?」
「いえ……私の生まれた国はソディローズフィアよ。違う大陸」
青年は首を傾ける。
「そでぃ……?」
「ソディローズフィア。大国なんだから名前くらい聞いたことがあるでしょう」
「聞いたことが無い」
「嘘でしょう! 魔術も知らない、ソディローズフィアの名すら知らない、東大陸の風俗でありながら東大陸のことも知らないなんて、あなたは何者なの? ここは一体どうなっているの?」
心を乱して問いかける。
青年は顎に手を添え、暫し思案した。
そして、静かな眼差しで●●を見つめた。
「私の名は諸葛亮。お前は私の家の前に落ちてきた」
「落ちてきたですって? 私風の魔術なんて使っていないわ」
「口のような物から吐き出されたように見えたが、あれもお前の言う魔術とやらの一種か?」
「口? 口って────あ……」
思い出す。
口……そう、口よ。口だったわ。
あの時私の後ろに現れた口。
強大な魔術によって歪んだ空間に偶発的に生まれる奇怪な生き物は、文献の中に幾つも記述されてありながら、メカニズムが解明されていない未知なる存在。その口は異世界に繋がっているなんて話があったけれど……。
口だけで姿を現し、中から黒い触手を伸ばして、引きずり込む。
呑み込まれた者は、絶対に二度と帰って来ない。
ああ、そうだ、そうだったわ。私、魔暴爆弾から唯一生き残った直後に呑み込まれてしまったんだわ。
ここは異世界? そんなことがあるの? ただの学者の想像ではなかったの?
いいえ、それよりも私、口に呑み込まれたのなら、もう帰れないじゃない……。
思い出したくなかった事実だった。……いや、しかし忘れていたとしても、すぐにでも現実を突きつけられただろう。
●●は胸を押さえ、息を詰まらせた。どうすれば、良いの……。
「あ、あの……諸葛亮さん」
「……どうした。あれが何なのか分かったのか」
……話して、信じてもらえるだろうか。
一転して態度の弱々しくなった●●に諸葛亮は怪訝そうだ。彼が非常に頭の回る人間だとは、その冷静な態度からも分かる。
そんな異世界の人間に、こんな話を信じられるのか……答えはきっと否だ。
唾を呑み、怖ず怖ずと言葉を続ける。
「私、この世界の人間じゃありません。……あなたの見た口というのは、私の世界で起こる現象の一つで、異世界に飛ばされるという確証の無い話があって……」
「それで、こちらに飛ばされたと?」
途端に目の色が厳しくなる。
ああ、やはり信用されていない。
自分自身、出来ることならこの記憶、この知識を否定したい。ただの夢だと、思いたい。
ああそう言えば、目覚める前に見ていた夢は何だったか。忘れた。
諸葛亮は暫く沈黙していたが、吐息を漏らして腰を上げた。
「今、食事の用意をする。腹を満たせば少しは冷静に話せるだろう」
「え、あ、待って」
思わず呼び止めると、諸葛亮は打って変わって静かな眼差しを向けた。
「お前の話は、嘘だとも真実だとも思っていない。どちらかに決める程の材料を持っていない以上は、お前との対話は必要だろう。世界が違えば常識も異なる。であれば、まずはお前からそれを聞き出さなければならない。作り話なら、その中で必ず襤褸(ぼろ)が出る」
「あ……」
●●は肩から力を抜いた。信用されたのではないけれど、疑われてもいないのが、嬉しかった。
脱力する●●に背を向け、諸葛亮は退出する。
●●はいつまでも、扉を見つめ続けた。
‡‡‡
「────私のこと、良く信じられたわよね、あなた」
もう見慣れた景色を眺め、●●は背後で作物を持って家に運び込む諸葛亮に話しかけた。
「何だ、いきなり」
「何となく思い出したのよ。そう言えば諸葛亮は私がこちらに来た時、最初から冷静だったなって。ああでも、言葉が通じていなかったから、困った顔をしていたっけ」
諸葛亮は吐息を漏らした。
「助けた人間が、訳の分からない厄介極まる者であれば、誰でもそうなる」
だいぶ、こちらの生活にも慣れた。
呑み込まれた以上、私はもう戻れない。
その変えようも無い現実が、案外早く割りきらせた。
元々一瞬で全てを失った●●には、ある意味では良いタイミングだったのかもしれない。
今ではすっかりこちらの常識も心得た。
ただし言語については発音が難しくて可能なのは読み書きで、話すのは無理だ。
まあ、これから先●●が市街地に出ることは無いだろうから、構わないだろう。
ここの生活は、結構、嫌いではなかった。未だ魔暴爆弾の惨劇がフラッシュバックして情緒不安定になることもあるが、そういう時は諸葛亮が察して散策に誘ってくれたり、わざと難しい仕事を与えて気を紛らわしてくれたりする。ここでの生活に、●●の心は癒されている。
普通に生活に順応出来たのも、彼の気遣いのお陰でもあった。
諸葛亮は、命の恩人だ。
いつかその恩に報いなければならない。……なんて本人に言えば冷たく不要だと一蹴されてしまうのだろうが。
けれども自身の能力が役立てられるところは、今のところ無い。魔術を使うことは堅く禁じられているし、賊もいない山暮らしではフランベルジェを振るう機会も無い。
それどころか女を捨て、悪政に苦しむ人々の為にレジスタンスを率いて前線に立っていた私が、諸葛亮に完全な女扱いを受けている。
どうにもこそばゆい。
どうにかして、恩返しの方法を考えなくては。これでは恩は募る一方だ。返しきれなくなる。少し、焦り始めていた。
「諸葛亮。私最近暇なんだけど、何かして欲しいことはある?」
「無い。強いて言うなら明日劉表様のもとへ赴く間の家のことを任せることくらいだ」
即答である。
留守番はいつものことじゃないか。
●●は諸葛亮を振り返り「そこは大丈夫よ」と。
「もう一人で一通りのことは出来るわ。心配する程のことじゃないでしょう」
「ああ。でなければ困る」
訊きたいのはそういうことじゃないのに。
●●は顔を前に戻した。
すると、
「●●」
珍しく、名を呼ばれた。
少しだけ驚いて振りかけると、彼は言いにくそうに口を歪め、小さく唸った。ほんの少しだけ顔が赤いような気がするが……気の所為だろうか。
●●は小首を傾げた。
「何?」
「お前が……、……いや、何でもない」
「え、ちょっと。言い掛けて止めないちょうだい。気になるじゃない」
「明日はどれだけの滞在になるか分からない。そのつもりで頼む」
「……分かったわ」
さっと背を向けて誤魔化した諸葛亮に、●●は顔をしかめた。『お前が……』その後に何と続くのか、気になってしまう。
だが諸葛亮が以後続きを言うことは無く。
そのまま、●●は諸葛亮と共に動乱に巻き込まれていくこととなる。
恩返しの機会を得られたとフランベルジェを手に喜ぶ●●を、苦々しい顔で諸葛亮が見つめるのは、数日後のことであった。
○●○
夢主の元いた世界は創作です。
ファンタジーな異世界からのトリップものだとどうなるのか考えたら長くなりました。
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