▼後書き+レス


 瑠姫様リクエスト、張蘇双切甘夢です。

 指定は猫族を蔑まない笑顔を無くした人間夢主ということで……。
 消化一発目から長い&重い話になりました。
 夢主に重い設定をつける際歯止めが利かなくなるとこうなります。

 実母が実父達を殺す前は普通の異母弟の面倒をしっかり見る普通の女の子でした。
 それが、実母の凶行で壊れてしまい、それによって実母を精神的に病ませる程追い詰めてあんな状態になってしまったと。
 食事は実母が寝ている間にこっそり野菜を生のまま食べていました。

 書いていて意外と夢主が無自覚に蘇双への好意を暴走させているので、思ったよりも恋愛な感じがしていてほっとしてます。
 夢主(無自覚)>>>><<蘇双な感じでしょうか。

 無自覚に懐いてべったりというのは初めからありまして、あくまで無自覚にこだわって書いてはいませんが夢主は実は蘇双に一目惚れしてます。最初に殺してるところを見られた時に。
 あの蘇双を『素敵な殿方』とさらっと言ってしまえたのもその為。最初からそうとしか見えてなかったんですね。

 終わり方に色々と迷った末、夢主が話の中で一番憐れな仕打ちを受けることになりましたが、ああいう形に落ち着きました。

 真面目に責任を感じてしまうくらいには、蘇双も気付いていないだけでそういう気持ちはちゃんとあります。毎朝抱きついて寝られたら、色々と問題がある女の子と分かっていてもちょっとは意識するでしょうし。

 この後責任の取り方の認識の違いに周りは楽しみ蘇双は頭を悩ませるでしょう。

 ちなみに猫蘇双は、夢主の境遇だけであまりにも重くなり過ぎるので、軽量化の為に加えました。
 猫蘇双は元は野良で、気付いたら夢主に懐いて居座るようになりました。



 初めまして瑠姫様! そして新年明けましておめでとうございます。
 畦菜と申します。
 この度はリクエストしていただき、本当にありがとうございました。

 そんなにも前からおいで下さっているとは……!
 温かいお言葉、本当に嬉しいです。ありがとうございます!

 リクエストしていただきました蘇双夢、夢主の好意の暴走などとても楽しく書かせていただきました。この作品を書く機会を下さり本当にありがとうございました!
 瑠姫様にお気に召していただければ幸いです。

 本年もどうか、子夜春歌をよろしくお願い致します。


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