▼後書き+レス



 露乃様リクエスト、以前こっそりにてれっど様にリクエストいただいた最強夢主の続編で、コメディな話となります。

 元の作品はかなり前のもので、読み返して自分の記憶を呼び起こしつつ、設定の部分部分を改めて考え直したりして書いています。当時は結構ノリで書いていたこともあって、今回は夢主の雰囲気が変わってしまっているかもしれません。
 ちょっとしたことなのですが、夢主の過去についても考えまして、こうすれば夢主の曹操への忠誠心もより堅く見えるのではないかと思ったものを話の中に混ぜ込んでいます。暗い過去を匂わせていますが、それは最強夢主でも非の打ち所の無い人間ではないだろうという私個人のこだわりです。
 それとは逆に、それでも弟子達の未来もちゃんと見据えてやっている、という師匠らしい優しい一面も入れ込んでいます。

 なお、露乃様からいただいたリクエストが一番書きやすい時期が洛陽にいた頃でしたので、前回からあまり時が経っていない話になっています。
 分かる人がいらっしゃるか不安ですが、れっど様の別リクエスト作品とこっそりこっそり繋がっています。以前その話の中にこの夢主の話を出したので、今回ちらっと出してみようかと思いまして。気付いて下さる方がいらっしゃれば嬉しいです。

 この夢主の話を随分と久し振りに書いたので、この後書きを書いている今、私自身は懐かしさで胸一杯です。ああこんなの書いてたなあと、昔の作品と向き合ってほとんど変わっていない己の文才の無さに軽く落ち込んだりもして、今年こそもっとましな文章を書こうと目標を立てました。……達成したいです、切実に。



 お久し振りです、露乃様。
 今回もまた企画に参加していただきまして、本当にありがとうございます。

 創作意欲と言うよりは、こうした企画で少しでも皆様に日頃のお礼を、と思ってやっていることですね。溢れる程の創作意欲は、正直今すぐ神様に大量のネタとセットで恵んで欲しいところです……。元々、気分に波がある厄介な性分なので。

 短編にも目を通していただきありがとうございます。
 私の場合、辛うじて記憶に残っている逸話などをネットで調べて、使えそうなものを作品に無理矢理入れ込んでいます。
 三国志は、演義の前に正史を読もうとして挫けたところで止まってしまってます。読んだことがあるのはほぼ、三国志の流れをまとめた本だけかと。後は某ゲームのおかげです。

 史実ネタが入っている時は、ネタ思い付かなくて逃げたなと思っていただければ……。


 今回の作品についてですが、お気に召していただけたでしょうか。

 アホなバトル、アホなバトル……と考えながら書いたつもりですが、彼らのやりとりにアホな感じが少しでも出ていれば幸いです。

 指定では勘違いして応援する猫族は関羽以外はこちらで決めて良いということだったのですが、関羽が曹操と同じ混血と言うことで夢主は多分それなりに腹を割って接しているだろうと思ったので、関羽は願望と記憶が邪魔し合って為にどっちつかずで双方の宥め役になっている感じとなりました。
 ですので主に関定と蘇双が勘違いして夏侯惇達とせめぎ合っている構図になっています。張飛は、安易に報せて厄介なことになったなと、良い感じの二人の邪魔をしてしまって申し訳ないと思いながら一緒に行動しています。

 記憶を呼び起こしてからの執筆だったので……もしも想像と違う作品でしたら申し訳ありません。この設定にご不満等がございましたら、遠慮無く仰って下さいませ。

 とても懐かしい作品を書く機会をいただき、本当にありがとうございました。

 今年も、一年間何とぞよろしくお願いいたします!



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