狗族について
狗族
狡(こう)と人間の女との子供を祖とする半獣の一族。
犬の耳に尻尾を持つ彼らは、優れた身体能力、強い仲間意識が特徴的である。また、酷く好戦的。警戒心も非常に強く、敵と見なせば即座に襲いかかる程。
気位が非常に高い彼らは人間も猫族も見下す。排他的な傾向が強い。
猫族同様人間との接触は避け、谷底でひっそりと暮らす。狗族が人間の世に現れた話は全く無く、人間達の中では空想上の存在であるとされつつある。
狡とは『山海経』に登場する怪物。玉山という山に棲み、身体は犬に似るが豹のような斑があり、牛の角が生えているという。また、鳴き声は犬と同じである。
怪物と記述するが、この獣が出現した国は大豊作になると言い伝えられている。
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