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ダーク「俺がお前のこと好きだからだよ。」


第53章【初めての愛】

※この章は15禁です。※。
苦手な人はこの章は飛ばしてもいいです。

















































































ダークは夢子に自分の気持ちを伝えた。
夢子は唖然とする。
夢子「え…?」
ダーク「さっき自分の気持ちに気がついたばかりだがな。」
夢子「私…なんて答えればいいか…。」
混乱する夢子に近づくとダークは後ろからそっと優しく抱きしめた。
ダーク「お前を愛してしまった。」
夢子「ダーク…。」
夢子は再び涙を流す。
ダーク「お前とずっとこうしていたい。
    争い事なんか忘れてずっと…。」
夢子「・・・。」
ダーク「今夜は一緒にいてくれ。」
夢子「えっ…。」
ダーク「お前の寂しさ、俺が忘れさせてやるよ。」
ダークは夢子をその場に押し倒した。
夢子「ダーク…。」
ダーク「俺が…全部忘れさせてやる…。」

ダークは夢子に顔を近づける。
そして口付けを交わした。

夢子「んっ…」
舌と舌が絡み合う。
ダークの口づけは3分以上続いた。
夢子「ぷはぁっ…」
息継ぎをする夢子。
その目には未だに涙を浮かべ虚ろな表情をしている。
顔は赤い。
ダーク「好きだ…夢子…。」
夢子は声にならない声で呟く。
夢子「リンクさん…っ」
ダーク「! ?」
夢子「リンクさん…っ!」
夢子はリンクの名前を呟く。
そんな夢子を見てダークは笑いながら嫉妬する。
ダーク「あいつなんかより俺の方がよっぽどうまいぜ?」
夢子「リンクさぁんっ…!」
リンクの名を言う夢子を見て妬けになるダーク。
ダーク「だからアイツの事なんか忘れさせちまうよ!」
ダークは夢子のドレスを脱がす。
夢子の白い肌が露わになる。
夢子「……!」











外ではリンクが窓から家の中を覗こうとしていた。
しかし、聞こえてくるのは熱い吐息と喘ぎ声。
リンクは覗くのを止めた。
そしてその場を離れながら涙を流す。

リンク「夢子さん…すいません…俺が迂闊だったせいでこんなことに…
    俺の無力さのあまり…。」
自分の無力さに嘆くリンク。
そして悔しさを剣に籠めると近くにあった木を狂ったように斬りつけた。

リンク「クソッ・・・クソッ・・!うああああああああああああああ!」










ダーク「夢子…夢子…」
夢子「あっ…あっ…!」
ダーク「おらっイクぜっ…!」
夢子「あああああっ!」
気がつくと夢子はベットの上にいた。
ダークは夢子を優しく強く激しく抱いた。
夢子はずっと涙を流しながらダークを受け入れた。
本当にサラとリンクの事を忘れるくらい。
目を覚ますとすでに朝になっていた。
ベットの上でダークと夢子は寄り添って寝ていた。
目を覚ました夢子は困惑する。
夢子「私…ダークと寝ちゃったの…!?」
意識が朦朧する中昨晩のことを思い出す。
夢子「そういえばリンクさんとサラが…。」
頭の中はボーッとしている。
横を見るとダークがすやすやと眠っていた。
そのダークの手を夢子が握る。
するとダークが目を覚ます。
ダーク「…よう、お目覚めか?」
夢子「…私、初めてだったの…。」
ダーク「知ってる。キツかったからな。」
夢子「ああ…とても恥ずかしい…どうしちゃったんだろ私ってば…。。」
ダーク「リンクとサラの事なんかどうでもよくなっちまっただろ?」
夢子「ハッ…そういえばリンクさん…!うーん…なんだか頭がぼーっとしてる。」
ダーク「寝起きだし無理もないな。さっさと着替えろよ。」
夢子「うん…。」
ダークはいつもの服へと着替える。
夢子も着替えながらドレスを見つめる。
夢子「タブーの城にピーチ姫から もらったドレス置いてきちゃった…。」
ダーク「あの白いドレスか?俺は今の黒のドレスが似合ってると思うがな。」
夢子「あれは大切な物なの…。」
ダーク「そうか。だったらタブーを倒したあかつきに取り返してやるよ。」
夢子「ありがとう…。貴方って見かけによらず優しいのね。」
ダーク「今頃気づいたのか?」
夢子「…!手足が…!」
夢子が自分の手足を見ると青いアザが前より広がっている事に気がついた。
夢子「…覚醒が進行してる…!」
ダーク「昨日はかなりショック受けたからな。そのせいだろう。」
夢子「そんな…!」
ダーク「サラのやつ、お前を絶望させて覚醒を進行させようとしているんだな。」
夢子「どうしてそこまで…。」
ダーク「あいつはお前と同じ欠片のようで、そうじゃないんだ。」
夢子「どういうこと?」
ダーク「お前がコアであいつがその端くれだからだよ。」
夢子「コアって…?」
ダーク「まだ知らなかったか。じゃあ教えてやるよ。
    お前はタブーの翼の心臓部分って事だよ。
    だからお前はあいつと違って価値がある。
    その事をサラは相当恨んでるようだ。」
夢子「私のせい…。」
ダーク「気にするなといっても無理だろうが…お前がサラのことを気にかける必要はない。
    あいつは最低な事してるからな。」
夢子「・・・。」
ダーク「さて、俺はサラと話をしてくる。お前もリンクのところにでもいってちゃんと話してこい。」
夢子「こんな後に話だなんて…顔向けができないわ…。」
ダーク「こんな後だからこそ話すべきだ。これでお前のことを見捨てるようならばあいつはそれだけの男だ。」
夢子「リンクさんは…リンクさんはきっとそんな人じゃない…。」
ダーク「じゃあ行ってこい。俺も修羅場に入ってくる。」
夢子「貴方、足はもう大丈夫なの?」
ダーク「人の心配してる余裕があるなら平気そうだな。俺の足は大丈夫だ。俺は治癒力が元々高いからな。気にするな。」
そういうとダークは家から出て行ってしまった。
夢子「私も…リンクさんとちゃんと話する…!」
そう決意すると夢子も家を後にし、スマブラ城のリンクの部屋へと向かった。


















































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