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1時間後…
夢子とルフレは乱れた服と髪を整えていた。
夢子は顔を赤くしてる。






【25章】




夢子「も〜これだから男って…。」
ルフレ「久々で気持ちよかったでしょ?僕は最高だったんだけど?」
夢子「私は…まだ心の準備出来てなかった…。」
ルフレ「フフ、その割には喘いでた気がするけど?」
夢子「もー…意地悪言わないで…///」
ルフレ「ああ、僕第二ラウンド行ける気がしてきた。ヤる?
    僕のストックは回復したよ、君のその可愛い顔みたらね。」
夢子「ええ、今したばかりでしょ!?
     …前から思ってたけど貴方性欲強過ぎよ?
     大体ストックなんて大乱闘でも復活するルール無いはずよ!?」
ルフレ「僕彼女は君が初めてだから。数年分溜まってるんだろね〜。特別ルールさ!」
夢子「もしかして今まで出会ったゲス男の中でトップクラスのゲスはルフレだったりして。」
ルフレ「チッチッチ、僕をその辺の変態と一緒にしないでよ?
    僕は愛があるからね。誰にも負けない君への真実の愛さ!」
夢子「はぁ‥そういう事にしておくわ…。」
ルフレ「そういえばマスターと何話してたのかい?」
夢子「うーん‥色々。」
ルフレ「なんか訳ありみたいだね。…いいよ、無理して聞こうとは思わない。
    君が話したくなったら話して。但し、一番は僕だからね?」
夢子「…こういうのは紳士的なのね。…ごめんね、話せなくて。
      私自体もまだ混乱してるから…。」
ルフレ「気にしないで!」






夢子とルフレは部屋を出た。
するとリンク達がまだいた。
ルフレ「君たちまだいたの?懲りないね。」
リンク「なんかさっきクロムが顔真っ赤にして走り去っていったんですが…
    一体中で何してたんです?」
ルフレ「んー?何って…色々さ。
リンク「まさか…夢子さんに…!」
ピット「あれ?夢子…なんか首にアザあるけど。」
マルス「そ…それは…!」
アイク「ああ、確実にキスマークだな。」
夢子「ちょ!る…ルフレ!いつの間に付けたのよ…!///」
リンク「ルフレ…貴方とは合わないとは思ってましたが…
    久々にオーバーキルしたいくらいの感情が沸いてきました…
    城の中だろうが関係ない、決闘しましょう。」
ルフレ「別にいいけど?勝つのは僕だし。」
シュルク「ちょっとふたりとも、冷静になってくださいよ‥?」
リンク「貴方良く冷静って言えますね…こんな…。」
シュルク「僕らは確かに夢子さんに好意を抱いています。
     でもそれは一方的なもので、彼女の気持ちを無視している…
     夢子さんに選ぶ権利あるのですよ?」
ピット「シュルクがめっちゃ正論言ってて怖い。」
夢子「シュルク…。」
シュルク「だから一方的に気持ちを押し付けるのやめましょう。
     それに夢子さんはもう気持ちが決まっている。
     そうなんですよね?夢子さん…。」
シュルクが悲しそうな顔で夢子を見た。
失恋を目の当たりにした人の顔。
夢子は罪悪感で押し潰されそうだった。
夢子「皆、ゴメンね…私は…ずっと迷ってたの。
     皆がいつも私の事見ていてくれて
     時にはちょっかいも出されたけど‥守ってくれて。
     私、嬉しかった。
     でもこの数カ月で気持ちが固まってきてしまって…
     私はー・・・ルフレの事をー・・・・」
リンク「すいません‥今はそれ以上は聞きたくないです…。」
夢子「リンク…」
リンクの他の4人も暗い顔をしている。
夢子「…ごめんなさい…!」







夢子は駆け出した。



自分の事を思い続けてくれた剣士達を背に。
思い切り走った。

走って、走って…走り続けた。
無我夢中に。


気づけば夢子は城壁の向こう側の森に一人居た。



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