13



わたあめ「ワンワン!くぅん♪」
夢子「良かった、元気になったんだね、わたあめ!そしてー・・・・」







【13】






ルキナ「夢子さん、久しぶりです!」
カムイ「元気そうでよかったですわ!」
クロム「・・・。」
ロイ「・・・。」
夢子「ルキナさん!カムイさん!良かった〜さっきふたりのこと考えてたの!
     あとオークに剣投げたのクロムよね?」
クロム「・・あ、ああ。」
夢子「?どうしたの?顔真っ赤よ?」
ルキナ「お父様のスケベ!ロイさんと二人はあっち行ってください!」


夢子は自分が全裸ということを完全に忘れていた。


夢子「!!!///」
カムイ「大丈夫ですよ、夢子さんスタイル良いですし♪」
夢子「カムイさん、そういう問題じゃないのよね‥。」
夢子はルキナとカムイに守られながら服を着た。
するといいタイミングでルフレ達が帰ってくる。
ピットとリンクが狩った鹿のような生き物を運んでいる。
ピット「お…おもい…僕潰れそう…」
ルフレ「あ、夢子!なんだ、水浴びもう終わらせちゃったの?ちょっと残念。」
クロム「ルフレ!お前は女性をあんな姿で…一人きりにさせてはいけないだろ!」
ルフレ「あれ?クロムじゃないか!何?君たちもこっち側に来たんだ?」
ルキナ「軍師、夢子さんをあの状態のまま放置する事が今後無い様。」
カムイ「女性はデリケートなんですよ。輩とは違うのです。」
夢子「さっきオーガに襲われて…4人が助けてくれたのよ!」
ルフレ「オーガ!?君は大丈夫なのかい?」
夢子「うん、ずっと湖に居たから…でもまた戦えなかった。」
ルフレ「ごめん‥僕君の危険に気づけなかった…下心ばっかで。」
ピット(下心は認めるんだ…)
わたあめ「わんわん!」
リンク「あ、わたあめ!そっか連れてくるのが一番ですよね、正しい選択です!」
ロイ「わたあめ、ずっと飼い主に会いたくて仕方がなかったみたいですよ。」
夢子「ダークにぃにあんな事されたのにリンクに寄って来るんだ…」
リンク「犬は嗅覚凄いですからね。浴槽いっぱいの水に酢を1滴たらしてもわかるくらいですし。
    顔が似てても俺のにおいわかってるんでしょうね。」
夢子「よかった、あの事があったからそれが原因で人間嫌いになったらどうしよって。」
リンク「大丈夫ですよね、わたあめ?」
わたあめ「ワンワン!」
夢子「よかったー!ずっと不安だったんだー」
ルキナ「城に英雄王たちも帰ってきてますよ。
    それと、マスターもこちらに来ています。」
夢子「マスターって、噂のマスターハンドね?」
カムイ「マスターも貴女に会いたがってますよ。
    皆が挙って夢子さんの話するから
    実際に会って話すの相当楽しみって言ってました!」
夢子「凄い人にそんな風に思われてるの以外だなぁ」
ルフレ「じゃあみんな、城に戻ろうか!」




夢子達は城へ無事帰宅した。
剣士組とFE勢が勢ぞろいしているこの光景…
ファンならどれ程見たい景色だろうか。
夢子の感覚は既にマヒしてるので感動とかは無くなっている。
夢子(贅沢な話かな?)


ファイターが全員揃ったところで城の最上階へと歩く。
夢子は緊張していた。
光の世界、そして幻双国を作ってスマブラのファイターと束ねるマスターハンド。
一体どんな人なのだろうか。
夢子は右手の姿しか知らないので余計緊張する。
ルフレ「さあ、この扉の向こうにマスターがいるよ!」





ゴオオオオ・・・・・



金で作られた重たく分厚い扉が開く。

奥には王座に一人の人物が座っていた。



夢子「貴方が…マスターハンド?」



【いいね!!】

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