森の中を歩きながら夢子達4人は会話をしていた。

【6章】

夢子「そういえば服装、ゲームと同じのに戻したのね?」
ルフレ「うん、黒兄さんには洋服お世話になったし
    綺麗にして返すね。最も今はとても返せないけど。」
夢子「ダークにぃ…。」
リンク「あんまり深刻にならないでって言いたいですが…簡単なものではないですね。」
ピット「僕も悪い事しちゃったかな、無理矢理黒兄と沙羅をくっつけようと…」
夢子「多分ダークにぃそんなの気にしてないよ。
     …それどころかピット君の考えてる事も気づいてないかも。」
ピット「そう?ならいいけど…うーん恋のキューピットも簡単じゃないね。」
夢子「あ、ピット君はこっちの世界に来て羽生えたね!」
ピット「うん、神器も使えるよ!少しの間なら飛べる…けど…
    もう僕ずっと飛んでなかったから少し不安かも。」
ルフレ「僕らも武器普通に持てるようになったね。
    やっぱりサンダーソードと魔導書が無いとね。」
リンク「俺はチート技のシーカーストーンありますからね。
    ちょっとやそっとじゃ倒れませんよ。
    今なら誰にも負けない気がします。」
ルフレ「MP無視で使えるからねそれ。確かにチート道具にも程があるよ。」
夢子「私にとっては皆の存在自体がチートよ…反則すぎるもの。
     技も色々使えるもんね…私はスマッシュ攻撃‥?とかは出来ないから羨ましいわ。」
ルフレ「君は遠距離戦闘型だからね。あんまり近距離戦はオススメしないな。」
リンク「貴方が夢子さんに魔法教えたんですか?
    日本にいる時やたら2人で居なくなる時があると思いましたが。」
ルフレ「うん、デートのついでにね〜。彼女は呑み込み早いよ。
    魔導書もすぐ扱いきれたしね。やっぱり素質あるよ。
    前にも言ったけど鍛錬次第でかなり化けると見込んでるよ僕は。」
夢子「そんなに褒めないでよ…私なんかまだまだ…
     私もっと強くなるから、今は足手まといかもだけど
     …皆…私に、協力して…ね?」
ルフレ(かわいい。)
リンク(可愛い。)
ピット(カワイイ!)
夢子「…何よ、私の顔に何かついてる?」
ピット「僕やっぱり夢子の事だーいすき★」
ルフレ「君は素直過ぎ。まあ、そこんとこ羨ましいかも。」
リンク「夢子さんそろそろモンスターの発生情報のある地域ですよ。
    気を引き締めてくださいね。」




木々の隙間からそっと奥を覗き込む夢子たち。
視線の先にはゴブリンがいた。こちらには全く気付いていない。

リンク「俺のいた世界にも「ボ」のつくゴブリン沢山いましたけど
    こちらの世界のは少々形体が違いますね。何というか‥リアルに醜い。」
ルフレ「先に僕らがゴブリンの注意を引くから
    夢子はタイミング見計らって魔法で攻撃して?わかったかい?」
夢子「うん、わかった。」
ルフレ「ピット君は万が一彼女にゴブリンの殺意受けたら君が守ってあげて。
ピット「パルテナ様ではなく夢子護衛隊隊長だね!まかせて!」

ルフレ「行くよ!リンク!」
リンク「はい!」



ルフレとリンクはゴブリン×4匹の戯れてる場所に突っ込んだ。
ゴブリン達は驚くがすぐに攻撃態勢になろうと武器をとる。
ルフレ「トロン!」
ルフレがトロンでゴブリン達を痺れさせる。
ゴブリン達は麻痺している。その間にリンクが爆弾を出す。

ドカン!

ゴブリン達は吹っ飛ばされる。
するとここでルフレが声を張り上げた。
ルフレ「夢子、今だ!魔法を打つんだ!」

夢子は魔導書を読み上げる。
夢子「ファイア!」

ゴブリンに火の玉が降り注ぐ。
ゴブリン「ギャアアアアアアアア!」
ゴブリンは程よく燃え力尽きて消滅した。
戦利品だけを残して。

夢子「やった、倒せた!」
ルフレ「一匹逃げたよ!追いかけて!」
ピット「あっち側だ!行こう、夢子!」
夢子「うん!」




【いいね!!】

[ 153/508 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]