11


ニーア達は待機しているカイネとエミール呼びロボット山の内部へと進む事にした。









【11】










〜ロボット山〜


ロボット山。
その名の通り機械で構成された建築物。
中には様々なギミックが施されているようだ。
ニーアは大剣を取り出す。
カイネとエミールも武器を出す。






ニーア「ここに来るのは久々だな。何カ月ぶりだ?」
エミール「今の僕らには敵無しですね!」
カイネ「…そういうわけだから夢子、安心して特訓してくれ。
    危害を加える危ないロボットがでたら私たちが潰す。」
夢子「はい‥‥!頑張ります!」
ニーアを先頭にして進む一行。
敵らしいロボットがウロウロしてたが
ニーア達は歩きながらでも破壊していく。
道中自爆するタイプのロボットが突っ込んできたが
ニーアは態と喰らって涼しい顔をしている。
HPは微動も減らない。
夢子「皆さん強いんですね…覇気からして気づいてましたが‥。」
ニーア「俺は夢子の為ならこんなの蚊と一緒だから!」
笑顔で振り返るニーア。
背後で自爆ロボットがニーアに当たって爆発しまくってる…光景が異常すぎる。
夢子「これは…悪いことしてるなぁ‥‥ロボットに。」
ニーア「え?俺に?」
夢子「・・・。」
ニーア「よし、なんかやる気出てきた。」

ニーアが敵の攻撃を全て受け全ての敵を排除するので
カイネとエミールは序盤出していた武器すら閉まっていた。

カイネ「…正直私の蹴りでもこんな雑魚倒せるしな。」
エミール「僕は観光気分です〜ここ、よく見ると面白いですよ〜!」
夢子「私…実は凄い人たちの仲間になっちゃったのかな?」





ニーアが止まる。



ニーア「ここにいる奴等らなら良いんじゃないか?動きも鈍いし小型だし。
    技も大したことないから怪我はしないだろう。」
夢子「私の出番無くなるかと思ったけど漸く戦えるんですね!…行きます!」





小さいロボットたちがこちらへ向かってくる。
遠距離攻撃をしてこないのならこっちのものだ。
大勢の羊の犠牲で得たテクニックを使いこなしロボットたちに攻撃を当てる。
ロボットたちはバラバラになって吹き飛ぶ。
ニーアは応援してくれている。
カイネは欠伸して背伸びをして、エミールはドロップした部品をのんびり拾っていた。
白の書「…しかし圧倒的にこちらが相手をねじ伏せてるような…。」
カイネ「ニーア、あいつを見ろ。ああやってただ応援してるわけじゃない。
    夢子に向かってくる雑魚共に圧をかけていやがる。
エミール「機械相手なのにそんなの効くんですね?っていうかそれ技でもないような…
     ニーアさんってやっぱ凄いんだなぁ!益々惚れちゃいます!」




暫くして今いるエリアのロボットは全て討伐した。
足元に鉄の塊となったロボットが沢山落ちている。

エミール「お疲れ様でした!夢子さん!換金できそうな部品沢山拾えましたよ!」
夢子「ありがとう、エミール君!」
カイネ「敵を相手に初戦闘、なかなか筋がよかったぞ。」
夢子「エヘヘ…。」
ニーア「今日はこのくらいにしておくか。」
夢子「私…もうちょっと奥も見て見たいな!この先はどうなってるんですかね?」


夢子が扉の前で手を置いた、その時だった。




ガシャン!!!




鉄の扉が開いて、扉の前に立っていた夢子は中に引きずりこまれた。
ニーア「夢子!?」
扉は硬く閉ざされる。


ニーアと仲間達は扉の前に急いで集まる。
ドンドンと叩く。
鉄の音が響くだけ。


ニーア「どうなってるんだ!?この扉は…さっきまで作動していなかったはず…!?」
白の書「…ロックが掛かってるな。内側からしか開くことに出来ないタイプだ。」
カイネ「くそ、殴っても開く気がしない…!」
エミール「さっき…夢子さんが中に引きずり込まれる瞬間…








     金属の腕みたいなのが暗闇から見えましたが‥‥












ニーア「まさか…アイツ(弟)…!?」



【いいね!!】

[ 309/508 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]