53




※注意:部外者の性的表現有。※



人参オジは巨大人参を片手に持ち眼鏡を光らせ息を荒げる。

夢子は一瞬意味が分からなかったが、後に意味を知り絶望する。

《人参は生が一番》

それは人参オジの隠語だった。


【53=生が一番】(キモ男注意)(胸糞注意)


夢子「生って…野菜スティック…??」


夢子は最悪の結末を避けるために答え続ける。
人参オジは息を荒くしていた。

人参オジ「…君も、もうわかってるはずダヨネ??」
夢子「…な、何が…」
人参オジ「美味しい、人参の、食べ方ダヨ??」
夢子「だ、だから…生って…もうこれ以上レシピは…」
人参オジ「…鈍いねぇ??オジさんそういうのダイスキだヨ。」


人参オジは椅子に固定された夢子の太ももを徐に触った。


スリッ・・・


夢子「ヒイッ!?」

一瞬で夢子の表情は真っ青になる。
鳥肌が止まらない。

人参オジ「いいよォ〜いいよォ〜その反応!初心で最高ダ!!」
夢子「やめてください!!ほんとに止めて!!??誰か!!誰か来て!ここに変態が…!!」

人参オジ「此処には誰も来ないヨ〜?この秘密の場所を知ってるのは僕と今いる君と…
     あとは動物たちくらいかなア?動物が助けてくれるわけないしネェ?!
     君は今日から僕とココで楽しく暮らすんダ!!」
夢子「ヤダヤダヤダ!!気持ち悪い!触らないで!!」


夢子は懸命に暴れる。
括られたロープはビクともしない。

人参オジ「‥‥太ももだけでこんなにも良い香りがするだなんて…!!そうだ、その大きなおっぱいも折角だからオジサンが触ってあげるよ!!」

人参オジは夢子の胸に手を伸ばす。

夢子「イヤイヤイヤ!!やめて…!!」


モミモミモミ‥‥

人参オジ「グヘヘへェ…何て柔らかいんだ!!この世の何よりも優しくて柔らかい揉み心地!!」
夢子「嫌だァ…止めて…!!!誰か‥‥誰でも良いから助けてっ!!」
人参オジ「此処には誰も来ないよォ?辺境だからねぇ…(ニチャア…)
     そうだ、オジサン、スカートの中も見ちゃおうかなぁ!?」

人参オジが夢子のスカートに手を入れてきた。
太ももの付け根の下着と境目を摩る人参オジのイヤらしい手つき。
夢子は号泣してしまった。

夢子「ヒイッ!?」ううううっ‥‥!!!やめて‥‥お願いします…やめてください…」

遂に夢子は泣きだした。
すると人参オジは一瞬手を止める。
そして気持ちの悪い笑みを浮かべる。

人参オジ「あれれれェ〜?さっきまでの威勢はどこにいったのカナ?
     オジサン、色々言われて傷ついたんダヨ?」
夢子「うう…」
人参オジ「じゃあ、オジサンに《硬くて太い人参ください》ってお願いするンダ!!」
夢子「うう…」
人参オジ「君に選択肢何て無いよ?さあ、言うんだ!!言わないと君の股間弄るよー??」

言っても言わなくても地獄。
夢子は顔がグショグショになっていた。
折角頑張ったメイクも剥がれてアイシャドウとアイライナーが涙で滲みパンダの様になっていた。


夢子「人参…」

人参オジ「人参…じゃないでショ!どんな人参!?」

夢子「硬くて…ふ…太い…」

人参オジ(ニチャア・・・)


夢子「…嫌だ!やっぱりこんなの可笑しい!!私を帰らせて!!」

人参オジ「ッチ…折角良い所まで来たのに、まだ折れないんダナァ!?何て意思の強さダ!?
     こうなったらオジサンの人参を無理やり…グヘヘ。」

人参オジは下半身を出し始めた。
夢子は思わず目を逸らす。
人参オジ「何で目を逸らすんダー?オジサンの立派な人参見てヨ?!」

全然立派ではない。寧ろポークピッツ以下のそのブツ。

夢子「やだやだやだ!!気持ち悪い!!」

反射的に暴れる夢子。固定されてるイスがギシギシと音を立てる。
このままでは犯される…。

人参オジ「グヘヘヘヘ~カワイコちゃん~これから一生オジサンの性奴隷だからネェェエエ!!毎日美味しい人参沢山食べようネエ///」

人参オジはそんな状態で夢子に抱き着こうとしてきた。
恐怖しかない。

夢子「ひいっ!?やめて…来ないで!!」
人参オジ「グヘヘ、やっぱり嫌がる美女を襲うのは堪らな…」



ガンッ!!!

と、突然鈍い音がした。
その音は人参オジの背後から聞こえた。

人参オジ「ウゴッ!?!?」


それと同時に人参オジが頭を押さえてその場に倒れてしまった。
殺虫剤を掛けられたゴキブリのように失神してる。

夢子「な、何…!?一体どうなって…」


光の入る壕の入り口を見るとそこにはルフレとマルスとアイクとアルフレがいた。
人参オジの頭部に直撃したのは無情にもアルフレが投げた人参だった。
因みに剛速球で150kmくらいで投げたやつ。
…自身が育てたご自慢の硬くて太い人参で頭部を攻撃された人参オジ。
…これは痛い。これは死んだかもしれない…?
まあ、ギリギリ殺してはいないのだが。


夢子「ルフレ達‥‥!!!」


夢子は希望の涙を流す。
声が震える。

ルフレ「夢子、ごめんね、遅くなっちゃって…」

ルフレはそっと夢子に近寄り抱きしめる。

夢子「うううう、怖かったっ…」

夢子はルフレにロープを解いてもらうとすぐ抱きしめ返した。
夢子の括られていた抵抗した痕で手首は赤く擦り切れていた。
そんな傷を見てルフレは強く、でも優しく彼女を抱きしめる事しか出来なかった。
彼女は物凄く震えている。相当恐怖に耐えていたのだろう。

マルスとアイクは夢子を括っていたロープで気絶してる人参オジを括る。
人参オジは気絶したまま泡を吹いて動かない。
よっぽどアルフレの攻撃が効いたらしい。

アイク「さて…この変態クズ男をどうするかだな。」
マルス「許せないんだけど。僕久々に本気で怒ってるよ。もう打ち首にしたい。てかもう殺していい?良いよね?惨死刑しかないよね…?」

アルフレは持ってきた人参を両手に持ってくるくる回しながら不気味な笑みで笑う。

アルフレ「そうだねぇ…このご自慢の人参を両目に刺し込むってのはどう?それから穴という穴全てに人参刺すんだ。
     硬くて太くて立派だから…気持ちいいはずだよ?‥‥こういう奴は拷問してから殺すのが良いよ。フフフ。」
ルフレ「…それもいいかもね。」



珍しく波長の合うルフレとアルフレ。
人参オジに言葉では表せないほどの殺意を向ける。
しかし、夢子はそんな二人を止めた。




夢子「…やめて…そういう事はしないで…」
ルフレ「…!?どうして?!君、強姦されかけたんだよ?!こんな奴どうなってもいいじゃないか…!?」
夢子「この人は許せない…でも此処は日本だから、警察に言えばいいよ。法で裁かれるから。
        ルフレ達が次いで犯罪犯す必要はない…私は…大丈夫だから…ほら、もう平気。ね…?」
ルフレ「震えてるよ。無理しないで…今は僕たちの事より自分を思いやって…。」

ルフレは再び夢子を抱きしめた。
夢子はルフレの胸の中泣いていた。


ルフレ達は夢子を無事奪還した。
人参オジは気絶したまま呼んだ警察に連行されていった。

この日は最高の一日になるはずだったのに。
動物園に戻る夢子はルフレの手をずっと握って離さなかった。
普段ならドキドキするはずのルフレだったが
今回ばかりはそっと手を握り返していた。



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