23

アルフレ「なんで君たちがこんな所にいるんだい?」

アルフレとエレベーターの前で蜂合う。





【23=協力する者達】







ピット「…マスクに帽子にサングラス…アルフレ、なんでそんな恰好してるの?」
アルフレ「だって、僕ってモテるでしょ?だから身バレしないようにしてるの。今の世の中物騒でしょ?
     ‥‥そんな事は兎も角、僕の質問に答えてよ。」




ルフレ「君に会いに来たんだよ。」



ルフレの答えに少し驚くアルフレ。
そしてすぐに状況を把握したような素振りを見せる。


アルフレ「なんで?
     …ああ、夢子に何かあったの?」
ルフレ「情報が欲しいんだ。学校で話してたような情報。」
アルフレ「あれ?先生に聞かなかった?」
リンク「貴方…他にも色々知ってるんでしょ?ベレト先生でも知らない様な裏の情報を。」
アルフレ「まぁね。僕はそーゆー場所で生きてる様なもんだから。」
ルフレ「…靴、舐めればいいんでしょ?僕だってそれなりの覚悟はできて・・・」
アルフレ「あー、ごめん。君に泥だらけの超汚い靴舐めさせてあげたかったけど、
     生憎さっきクリーニング出しちゃったから今新しい靴なんだよね。」

アルフレは脚を上げる。
新品のブランド物のスニーカーを履いている。凄く高価な靴。

ピット「うぇ…ちゃっかり自慢してない?」
アルフレ「だから…情報は無償で提供してあげるよ。」
アイク「早く話してくれ。一刻を争うんだ。…夢子が危ない。」

アルフレ「せっかちだなぁ。…じゃあ言うね。



     

     『左手組』−・・・


      それが今のクレイジーが日本で新たに創った組織の名前。
      簡単に言えば…クレイジーがヤーさんの親分してるんだよ。」

ルフレ「…!!!」

アルフレ「財力なら絶大だから、そういう組織も裏の金の巡りでなりたったっぽいけど。
     そして、目的はただ一つ、夢子を手中に収めるため。
     それはあっちの世界と一緒だね。やること変わらないんだ、あの狂手袋。」
ルフレ「それで夢子は今何処に…?」
アルフレ「それは僕も知らないよ?…さあ、僕の知ってる情報は教えたから、もう退いて?
     僕これからコンビニで電子マネーの支払いあるんだ。」

ルフレ「…い…。」

アルフレ「は?」


ルフレはアルフレを睨みつけて言う。


ルフレ「お前も来い。夢子を助けるの手伝って。」


アルフレは鼻で笑う。

アルフレ「それ…本気で言ってるのかい?君たちからしてみれば僕はー・・・」
ルフレ「僕はいつでも本気だ。軍師としてもスマブラのファイターとしても、
    そして…一般人な今も。」
アルフレ「ふーん。…じゃあ、条件付きでいいならいいよ?」
ピット「あー!またそうやって僕らに意地悪するの!?」






アルフレ「そうだなー…そうだ、夢子を助けたら1日彼女頂戴?」





ルフレ「!!!」
アルフレは笑う。
アルフレ「簡単な話だろ?」
リンク「そんな危ない事…」
ルフレ「…わかった。」
リンク「ルフレ?!本気ですか?!」
ルフレ「今は夢子の身が危ないんだ。…それに1日だけならば…」


ルフレは拳を握る。
その手は震えている。
その姿を見てアルフレは興奮する。



アルフレ「ああ、君、今とても屈辱的だろ?フフフ、僕とても楽しいよ。今日はなんて良い日だろう!」
ルフレ(クソッ・・・!)
アルフレ「じゃあ先にコンビニに行っていい?さっきも言ったけど支払いあるんだ。今日中に払わなきゃだから。」
アイク「…すっかり日本に馴染んでんな、お前。」
アルフレ「まあね、僕適応力半端ないから。慣れればどこの国も一緒だよ。」
マルス「なんか遠まわしに僕らが時代遅れ〜って言われてる気がしてならないんだけど。」
アルフレ「好きに捉えていいよ?考え方は個人の自由だから。ね?」
ルフレ「じゃあ早速だけどさっさと支払いとやらを済ませて夢子を助けに行こう。」
アルフレ「なんだか僕たち勇者みたいだね?フフ、僕はその真逆の立場が一番興奮するけど。」
ルフレ「君のポジションなんか興味ないよ。」
アルフレ「今日は楽しい一日になりそうだね。」
シュルク「1日って…もう夕方過ぎですが。」
アルフレ「細かい事気にしてたらはげちゃうよ?いつでも楽しく人生歩まなきゃ。」
ピット「じゃあとっととそのコンビニの支払い終わらせようよ?夢子、きっと今頃怖がってるよ…。」





剣士組+アルフレはエレベーターで1階へ降りる。
そしてコンビニでアルフレのいう支払い(?)を済ませ、漸く夢子救出の目途が立てれる寸前まで来た。



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