21



アルフレ「僕の靴、舐めてよ。」





【21=屈辱の果てに得るモノ】












アルフレは自身の靴を指さして笑って言う。


ルフレは怒りに震えていた。
他のメンバーたちも止めに入る。


ピット「ルフレ!こんな話にのまれちゃダメだよ!」
マルス「そうだよ、クレイジーが動き始めてたっていう情報は僕らも元々知ってた話だし…」




アルフレ「さあ、どうする?僕家でゲームしたいからもう帰りたいんだけど?
     呑気に待っていられないよ?フフフ。」




ルフレは唇を噛みしめ、アルフレに言った。






ルフレ「‥‥わかったよ。」



遂にルフレが折れてしまった。
アルフレは愉快そうに笑っている。
屈辱の中の屈辱だ。

ピット「ちょ、ルフレ!本気なの!?」
ルフレ「仕方がないよ…夢子を危機から守るためだって思えばこのくらい…」


アルフレ「じゃあ早速。」


アルフレは教室から近くにあったイスを持ってきて脚を乗せた。
アルフレの靴は泥まみれ。この事を予想していたかのように汚れている。
ルフレはそんなアルフレの靴を見て顔を引きつらせる。
アルフレは笑う。



アルフレ「フフフ、此処で憎くて大嫌いな君にこんな屈辱を与えられるなんて思っても居なかったから爽快だよ!あーサイコーv」



アルフレの靴にルフレが顔を近づける。

ピットはその姿を見ていられず両手で顔を覆う。






その時だった。




ベレト「…お前等、何してんだ?学校はとうに終わっただろ?」




此処で救世主(?)と呼べる人物が現れた。



ルフレ「…ベレト…!」
リンク「帰ってきたんですね、日本に!」

アルフレはイスにあげていた脚を下した。

アルフレ「はぁ…?せんせータイミング悪すぎ。今から超楽しいコト起きるとこだったのに。」

ルフレは冷や汗を掻いていた。そして少し安堵の表情を見せる。


ベレト「…何をしようとしていたのかは遭えて問わないが。
    新しい情報、持ってきたぞ。」
ピット「ほんと!?」
アルフレ「あーあ‥僕つまんないからもう帰るね。バイバーイ。」


アルフレはふてぶてしい態度で教室から去って行った。

シュルク「…行っちゃいましたね。」
マルス「何アイツ!ほんとムカツク態度ばっかしちゃって…!」
ルフレ「ありがとうベレト。一応助かったよ。」
ベレト「先生と呼べ。」
アイク「で…新しい情報って何なんだ?その為にあっちの世界に戻ってたんだろ?」
ベレト「ああ。…マスターの話なんだが…」




ベレトは静かに語った。



ベレト「クレイジーは日本の反社会的勢力に目をつけたらしい。」





剣士男子達は皆一斉に青ざめた。




【いいね!!】


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