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今日はひと気のない公園に夢子とルフレは居た。
黒と沙羅の事件があった以降夢子はずっと落ち込んでる。
ルフレはそんな彼女を勇気づけようと
約束していた魔法の練習を名乗り出た。
夢子もいつまでも落ち込んでは居られない、と家を出た。
そして今ー・・
魔法を覚えようとしていた。
ルフレ「この魔導書、僕の国の文字で書いてたはずだけど
日本に来てから勝手に日本語に翻訳されてるんだ。
だから君でも読めると思う。」
夢子「ほんとだ、意味は難しそうだけど、読めなくはない!」
ルフレ「じゃあ深呼吸をして心を落ち着かせて。
まずは基本のファイアの魔導書。ここに書いてるのが詠唱の文字。
心の中で読んで、その後イメージするんだ。赤く燃える炎を。」
夢子「・・・。」
夢子は目を瞑って炎をイメージした。
ブオッ・・・・!
すると…微量だが手のひらに炎がついた。
夢子「今のが…魔法!?」
ルフレ「驚いたな…こんなに早く取得するなんて!
やっぱり僕がお嫁さんに選んだだけあるな〜♪
じゃあ次はサンダーの魔導書、やってみる?
これは僕の得意分野だから教えがいがあるなー!」
夢子「うん、やってみる!」
今度もファイアの時と同じ要領で夢子は電気をイメージした。
バリバリバリ・・・・!
今度は手から稲妻なようなものが出た。
飲み込みの速さにルフレは驚きを隠せない。
ルフレ「すごい!君、上級魔導師の素質あるよ!!僕が保証する!」
夢子「えへへ・・・。」
ルフレ「その顔。」
夢子「?」
ルフレ「君はやっぱり笑顔が一番だよ。暗い顔見るの、僕も辛くなるから。
無理して笑顔でいろって言わない。
でも笑う事を、笑顔を忘れないでね?」
夢子「ルフレ…ありがとう!」
ルフレ「最後にウインドの魔導書、はい!」
夢子「これは風の魔法かな?やってみるね。」
夢子はウインドを唱えた。
すると目の前に凄まじい竜巻が起こった。
夢子「・・・3つ、現段階で取得できたのかな?」
ルフレ「君ってほんと凄いよ!此処まで素質あると怖いモノもあるなぁ。
どう?この後もうひとつ僕と秘密のレッスンしない?
フカフカのベットがあってピンクのライトある場所で‥‥」
夢子「もう、すぐ調子乗るんだから!
前にも言ったけどそういうのムードとか気にしてよね。
私だって乙女よ?そんな簡単にはしません!」
ルフレ「ガードの硬い君、更に好きになっちゃうよー♪」
夢子「その下心さえなければ完璧なイケメンなんだけど。」
ルフレ「あ、僕のことイケメンって言ってくれた?嬉しい!
そうだ、ご褒美上げないとね。あ、その前に…
瞼にゴミ付いてるよ。取ってあげる!」
夢子「ほんと?」
夢子が目を瞑ってルフレにゴミ(仮)を取って貰うとしたその時。
チュッ
ルフレが夢子にキスをした。
夢子「な・・・!///」
ルフレ「はい、ご褒美!こうでもしないと受け取ってくれないでしょ?」
夢子「ゴミ付いてるって‥‥嘘だったのねーーーー!?(プンプン)」
ルフれ「怒ってる君もカワイイ!ハグしていい?」
夢子「話そらすなー!そして更なる要求もしないの!
いくらひと気のない公園だからって!」
ルフレ「君とふたりの時間が最近減ってて僕窮屈なんだよね。
家に帰ればお邪魔虫いっぱいだし。」
夢子「予定さえ空いてれば…いつでも遊べるわよ?
貴方には感謝しきれないほどの感謝が今までいっぱいあるし。」
ルフレ「ほんと!?」
夢子「度が過ぎるような行動してこなかったらね…。」
ルフレ「なるべく自重するようにするよ。多分。」
夢子「多分って…自重なんてする気更々ないでしょ!」
ルフレ「まぁね☆」
夢子「ふぅ、また貴方のペースに呑まれそうだわ…。」
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