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夢子「よーし、頑張るぞー!私もルフレの足引っ張らないようにしなきゃ…。」
ルキナ「思ったんだけど夢子さん軍師とやっぱり恋仲なのですか?」
夢子「え?!」

此処から女子特有の恋バナ(?)へと発展する。


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カムイ「そうそう、私も気になってました〜やっぱりそういう感じですか?」
夢子「いや、なんか…ここ数日色々あって‥‥成り行き的な…」
ルキナ「私、その話詳しく聞きたいです!」
カムイ「私も!超気になります!」
夢子「うーん…今思いだすと色々恥ずかしすぎる‥」
ルキナ「恥ずかしいって…まさか言葉通り恥ずかしい事したんですか!?」
カムイ「わ…私心の準備が出来てない…でも聞きたい!」
夢子「ふたりとも〜ほんと恥ずかしいからこれ以上は…」
恥ずかしがる夢子にルキナとカムイが同時にトドメを刺す。




ルキナ・カムイ「「一線を越えたのですか!?」」






夢子「う〜…それは…///」

夢子は顔を真っ赤にして縮こまる。
ルキナとカムイの目が輝いている。
女子特有の恋バナ、彼女たちも勿論大好物であるのだ。
夢子はルフレとの色んなやり取りが脳内駆け巡って沸騰しそうだった。
あんなことやこんなことが色んな意味で走馬灯のように思いだす。
ルキナ「で…夢子さんは軍師の事好きなのね?」
夢子「嫌いではないよ‥どっちかというと好き。でも‥」
カムイ「あっちの世界に帰った彼らの事も気になるのですね?」
夢子「でも二股とか、そういうの嫌いだから…私としてははっきりしたい。」
ルキナ「複雑な乙女心ですね、まあ彼ら顔だけはかなり整ってますからね。
    迷う気持ちもわからないでもないですね。」
カムイ「でもルフレさんは本当に良い人ですよ。
    戦場に立つときも自分の危険を顧みず仲間へ指示をだして…
    彼なら夢子さんを任せられる気がしますよ、私は。」
夢子「ルフレ、私が怪我したら進んで運んでくれたし…
     本人も言う通りほんとレディーファーストなんだよね。変態だけど。」
ルキナ「も、もしや‥それ、お姫様抱っこってやつですか!?」
夢子「え…?あ、うん…一応そういう事になるかな?」

ルキナ・カムイ「「そのシチュエーション憧れるーーーーーーーー!!」」

夢子「あの人なんだかんだ理由つけてお姫様抱っこ的なものするんですよね。」
ルキナ「凄く良い事じゃないですか!!!フフフ、想像するだけでにやけてしまう…」
カムイ「ああ、私も意中の人にそんな事されてみたいです〜。」
夢子「ふたりとも恋バナ好きなのね!」
ルキナ「私の場合ずっと戦場駆けてた状態で男装してたし
    そういう話にぶっちゃけ飢えてるんですよねー。」
カムイ「私は箱入り娘みたいな感じでしたし。」
夢子「大変だったのね‥‥ふたりともこっちの世界で恋してみるのもいいかも?
     ああ、でもスマブラ界に居るようなイケメンほぼ無に等しいかも。」
ルキナ「私自分がって言うより夢子さんの恋の話聞くのが好きかも。」
カムイ「人の恋路って良いですよね〜!ワクワクドキドキします!」
夢子「今まで男ばっかのむさ苦しいとこにいたから
     私もふたりみたいな友達出来て嬉しいよ!」
ルキナ「じゃあいっその事心友になりましょ。「心の友」と書いて心友!」
カムイ「それいいですね!私たちまだ会ったばかりだけど
    これから先きっと素晴らしい仲になれるとおもうのです。」
夢子「私今まで心友って呼べる人一人しかいなかったから…嬉しい!
     ふたりとも…私と…これからも仲良くしてくれるかな?」
ルキナ「勿論よ!」
カムイ「仲良くしましょうね♪」

夢子に新しい心友が出来た。
掛け替えのない友が増えて幸せに満ちていた。






しかし。



夢子の幼馴染で心友の沙羅。
彼女に動きがあった。
そしてその動きが絶望へと変わり少しづつ蝕んでいくこと
今の時点で知るものは誰一人いない。
まだ、いつも通りである彼女は
夢子と剣士男子達が邪竜ヒュドラを倒した翌朝。
運が良いのか悪いのか…
彼女と夢子の義兄の黒もその山にいたのだ。



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