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すき焼きパーティからのルフレの股間がやられて夜が明けた。
男子部屋と女子部屋に分けて就寝した夢子たち。
夢子の目が覚めた。
寝返りを打つとルキナとカムイが静かに寝ていた。


夢子「ほんとこのふたり美女だよね〜…私なんかが隣にいていいのかしら…」

グオオオオオ・・・

隣の部屋から凄いイビキが聞こえてきた。
そっと仕切りの襖を開けるとクロムが大きなイビキを掻いて寝ている。
ロイは少しうなされそうな顔で寝ている。
そしてルフレの姿だけが無い。

夢子「クロムのイビキ…アイクと同レベルくらいの威力あるわ…」

するとルキナとカムイが夢子の気配を感じたのか目を覚ました。
ルキナ「夢子さん…起きてたんですね。」
カムイ「お布団気持ち良すぎていっぱい寝ちゃいました。おはようございます!」
夢子「うん、おはよう!ねぇ二人ともルフレ知らない?」
ルキナ「さあ、どうしたのでしょうかね…。」
カムイ「ルキナさんが彼の大事な部分潰したから怖くてあっちの世界に戻ったとか?」
夢子「それは困る…!」
ルキナ「もう婚約を誓った仲ですもんね?でも注意よ。
    たまに無神経な事言うから‥。」
カムイ「レディーファーストっていつも言ってたけどあれは嘘ですね。」
夢子「いや…婚約なんかしてないってば!
      ただ…私がピンチの時いつも助けてくれて…。
      かっこいい所もあるけど…でも違うの!」
ルキナ「ふーん、何だかんだで惚れたんですね?」
カムイ「フフフ、人の恋路を見てるの、私大好きです!」
夢子「う〜違うって///」
ルキナ「それにしてもお父様のイビキ…どうにかならないんですかねぇ。」
カムイ「一晩中うるさかったですね。だから私たち寝坊しちゃったし。」
夢子「口に絆創膏貼って寝たら収まるって聞いたことあるなぁ?」
ルキナ「ではその方法早速今晩やってみましょう。」
ロイ「うーん‥おはようございます‥」
女子トークを目覚まし時計代わりにロイが起床した。
夢子「おはようロイ!」
ロイ「久々にクロムの隣で寝たけど…酷い有様ですね…頭ガンガンする。」
夢子「あはは、ロイって苦労人ね…」
ロイ「しばらくの間この状況が続くかと思うとかなり泣きそうです…。」
ルキナ「絆創膏っていうので解決するかもって夢子さんが言ってたから
    多分大丈夫よ。」
カムイ「それにしてもクロムさん起きませんね。更に口開いて涎まで出てるのですが。」
夢子「爆睡ね…そんなにこの家の布団気持ちいいの?」
ルキナ「お父様、目覚めの時間です!オ・キ・ロー!」
クロム「うーん…」
ルキナ「起きないとお父様の顔に落書きしますよ。
    私の手には既に油性のマジックが構えられ・・・・」

ガバッ!!!

クロム「ルキナ…それだけはやめてくれ…。」
夢子「あ、起きた。おはよ〜クロム。」
カムイ「以前ルキナさんがクロムさんの顔面に施したアート、
    素敵でしたわ〜☆また拝見したいものです!」
ロイ「あれは罰ゲームの領域だと思いますが…。」
クロム「やめてくれ‥思い出してしまう。」
夢子「やっぱクロムってルキナさんの前だと弱いんだね!」
クロム「お、俺は決して弱くないぞ!常に男らしく振舞ってるつもりだ!」
夢子「なんかほんわかしてる毎日も楽しいね!
      剣士男子組達と居た時も楽しかったけど、
      ルキナさんやカムイさん、クロムにロイのメンツも楽しい!」
ルキナ「私ももう少しこの世界楽しみたいですよ。
    この間行った…しょっぴんぐもーる?凄く楽しかったし。」
カムイ「私もこの世界好きです!自分の知らないこんなに素敵な世界があるなんて
    皆に自慢できちゃいます。」
ロイ「リンク達も早くこっちに戻ってきたいはずですね。」
クロム「そしたらこの家に住むのかなりせまっ苦しいな。」
夢子「それなのよね〜私もどうしようか考えてるけどなかなか…。」



ガチャッ


玄関の扉が開くとルフレが家に帰ってきた。
凄い汗掻いて息を切らすルフレ。
夢子「ちょ…ルフレ、どうしたの?」
ルフレ「朗報があるよ!なんと・・・





    隣の住民が引っ越しして今空室なんだ!!!」




夢子「ええ、そうなの?!」
ルフレ「うん、僕も朝に玄関の植物に水あげてたら急に話聞いて…
    今まで引っ越しの手伝いしてたんだ〜!」
夢子「ってことは隣の部屋も借りれるのかも!?」
ルフレ「そういうこと!大家さんには既に許可貰ってるよ〜!
    『夢子ちゃんの事もよろしくね!』とも」
夢子「ムム、また何か余計な誤解が…。」
クロム「では俺たち4人は隣の部屋に住むことにするか。」
ロイ「夢子さんの負担も減りますね!」
ルキナ「私とカムイさんとで貴女の事守ってあげますからね!」
カムイ「ルフレさんが変な事して来たらすぐおっしゃってくださいね。」
ルフレ「ええ、折角夢子と僕の新婚生活できる
    環境が整う手立てだったはずなのに。
    皆僕らの邪魔するんだから‥‥フン。」
クロム「まあルフレ、そう怒るな!俺は応援してるぞ!」
ルフレ「うーんやっぱ持つべきものは親友だね!」


【いいね!!】

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