59

ガイド「ここが・・・・





お前たちの永遠の命の休息場だ!!!」








【59】
※しばらくルフレ夢です。オリジナル要素濃。







急に態度を一変させたガイド。
そのオーラは殺気で満ちているようにも思えた。
突然の出来事に脳内が理解できていない状態の夢子。
その彼女を守るように周りに剣士男子組が囲む。

ガイドは突然赤い目になった。
そして雄たけびをあげる。
すると地面から数々の人間…いや、人間ではない。
まるで映画のゾンビのようだ。地上から這いずり出てきた。
夢子はあまりにも恐ろしすぎて声が出ない。
今までも非現実な事が沢山起きていたが、これは命に係わる状態。
夢子は声を出せなくても直感で分かっていた。

ガイド【剣士の皆さん、ククク…今までの楽しい日々はどうでしたか?】
リンク「お前は何者だ?見た限りこの日本に存在してはいけない存在と見たが。」
ガイド【知ってどうするんですか?
    それにこの日本にいてはいけない存在なのは貴方達もでしょう。】
ルフレ「なんとなくわかったよ。このオーラ、クレイジーの手先だね?」
ガイド【よく見抜けました。ですが…貴方達にはここで永久に眠って貰います。
    フフフ、知ってるんですよ‥この世界ではあっちの世界程の力は出せないって。】
ピット「ここまで追手が来るなんて…クレイジーはほんと執念深いやつだよ!」
マルス「どうする?戦う?」
アイク「それしかないようだ。」




剣士男子組はそれぞれ武器を召喚した。
リンク「久々の戦闘ですね…!」
ルフレ「君は腕が鈍ってるだろうし無理しなくていいんだよ。」
リンク「何を…俺は英傑です。この程度では負けやしない。」
ピット「ここなら誰もいないから思う存分戦えるね♪」
マルス「僕の剣技、夢子に見せつけるんだ!」
アイク「だな。良い機会だと思えばいい。」
シュルク「こういう時のポジティブ思考って気力貰えますね。」


夢子は恐怖で失った声を勇気をだして振り絞り、声をあげた。




夢子「みんな、負けないで!!!」



地上から這い出してきたゾンビを剣士達は倒しにかかった。
見た目は怖くて悍ましい形相のゾンビたちだが動きは鈍い。
次々と剣士達はゾンビを倒していく。
ゾンビの鈍い攻撃は彼らには当たらない。
その様子を見ていた夢子は確信する。

彼らはー・・・紛れもなくスマブラに参戦したファイターなんだ、と。

そして安心していた、その時だった。
ガイド【おっと、隙が出来てしまいましたね?】
夢子はガイドと偽っていた男に隙をとられた。
剣士達はゾンビを倒すに集中したせいで夢子の守りのガードを怠っていた。
夢子「みんな!!!」
リンク「お前…名前は何というんだ…?」
ヒュドラ【私の名前…いいでしょう。折角なので答えておきます。
    私はヒュドラ。クレイジー様の空想から作られし存在。
    貴様ら…スマブラのファイターを完全に消滅させるために作られた。
    そして貴方方の敵。これははっきりしてる。】
アイク「ヒュドラ…竜…まさか『邪竜』か!?まさかこの世界に召喚されるとは…!」
ヒュドラ【フフフ、察しがいいですね。流石。でも今はただの邪竜ではない。
     私は邪竜の中でも上級位の【ドラゴンゾンビ】だ。
     屍から兵を作り出せる唯一の存在!】
リンク「夢子さんを離せ!」
ヒュドラ「どうやら貴方方はこの娘の存在自体が弱点の様子と見受けられた。
     その娘が我が支柱に収められたのならば…ククク、さあ、どう行動する?」

リンク「クソ…夢子さんがあいつの元にいたら大きな技は出せない…」
ルフレ「リンク、君にお願いがあるんだけど。」
リンク「こんな時に変な発言したら俺本気で怒りますからね?」
ルフレ「ここは僕に…軍師の僕に指示させてくれ。
    愚痴なら後でいくらでも聞くから。」
リンク「…その才能に賭けます。」



【いいね!!】


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