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56(ここからルフレ夢的な内容になります)
海鳥の鳴き声で夢子は目を覚ました。
いつの間にか寝ていたようだ。
瞳をゆっくり開けると目の前にはドアップなルフレの顔が。
そして夢子の身体には手が回され抱きしめられている状態。
まるで抱き枕のように。
夢子「ギャアアアアアアアアアアアアアア!」
その声で海鳥達すらも驚いて逃げ去る。
ルフレがゆっくり目を覚ました
ルフレ「んー。」
目を覚ましたが寝ぼけてるルフレ。
更に強く夢子を抱きしめる。
夢子「『僕はレディーファーストだから何もしない(キリッ)』って…
これのどこがレディーファーストなのよ!」
ルフレ「夢子〜。ムニャムニャ…」
ギュウウウ・・・・
夢子「ちょ…苦しい…段々力入れてきたよこの人…」
ルフレ「桃狩り楽しいね〜あ、ここにも良い桃あるよ〜僕が採ってあげるね〜(モミモミ)」
夢子「どんな夢みてんのよ…って…
ちょ!!私の胸揉むなーー!!!!」
バチン!
・
・
・
ルフレは強烈なビンタでやっと目を覚ました。
夢子も解放された。
ルフレ「あれ、なんか頬っぺた超ヒリヒリするんだけど…
僕なんかしたっけ?」
夢子「ふん・・・!」
ルフレ「夢子、激おこ…?何かあった?」
夢子「貴方は…もっと紳士になったほうがいいわよ。」
ルフレ「僕以上の紳士的な男性この世にいないよ?」
夢子「はぁ、またこのペースだわ。」
ルフレ「でも僕さっき史上最高な夢見てた気がするんだよね。
残念ながら内容覚えてないけど‥‥ほんとに最高な夢だったような。」
夢子「へぇ、そりゃよかったわね。(プンプン)」
グウウウウ・・・
二人とも同時にお腹の音がなった。
夢子「お腹空いちゃった‥」
ルフレ「昨日から何も食べてないからね?
そうだ、僕が魚捕ってきてあげるよ。」
夢子「ルフレ魚捕れるの?!」
ルフレ「ふふ、僕程になると素手でいけるからまあ、見てて?」
ルフレは波打ち際で魔導書を召喚して魔法を放った。
ルフレ「トロン!」
ドカン!!!
魔法で失神した魚が水面に浮かぶ。
夢子「これ…素手って言うの?」
ルフレ「まあまあ気にしない!さっそく料理するよ〜」
ルフレのクッキングタイムが始まった。
と、行っても火(ファイアの魔導書)で薪に火をつけるだけ。
ルフレ「新鮮だから刺身にしたかったけど刺身包丁無いからなぁ。
とか言って片手剣で切るのもどうかなって思うしなぁ」
夢子「刺身じゃなくても十分美味しそうよ?」
ルフレ「君が喜んでくれるならいいけど!調理しがいある!」
夢子「リンク達、今日は助けに来るかな?」
ルフレ「僕はいっその事ここで君と二人で住んでも良いよ?」
夢子「わたあめがお留守番してるからダメ!」
ルフレ「はは、流石にわんこには敵わないな…」
夢子「でもなんか楽しい一日だったよ。」
ルフレ「?」
夢子「ルフレって優しいのね。」
ルフレ「当然!僕ほど優しい真人間いないからね!」
夢子「自分でそれ言う?」
ルフレ「でも僕確信したよ。」
夢子「なあに?」
ルフレ「君の事本気で好き。もうこの気持ちは誰にも止められない。
後の強敵がいたとしても僕は絶対君を射止める。そう決めた!」
夢子「私も、貴方の事少し見直したわ。
最初はただの女たらしかなって思ったけど
昨日の温もりは忘れない。優しく私の心の包んでくれた。
なんか、少し懐かしい気もしたよ?」
ルフレ「それは君の気持ちが僕に傾いた証でしょ?
嬉しいなぁー!あ、魚焼けたよ!!」
夢子「(もぐもぐ・・)美味しい!」
ルフレ「海水が程よい塩加減になって、我ながらなかなか♪」
すると沖のほうからこちらに向かう小型船が見えた。
夢子「あ!リンク達よ!」
ルフレ「なんだ、もう迎えきちゃったのかぁ〜残念。」
夢子とルフレはレスキューの手によって無人島から救われた。
リンク達は泣きそうなほど心配していたらしい。
沙羅が言うには黒も一晩中海を見つめていたとか。
夢子とルフレの間にあった出来事は誰も知らない。
お互い何も言わなくてもふたりの秘密と分かり合っていたか夢子とルフレだから。
夏の海水浴の天候には気を付けよう…
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[mokuji]
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