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いよいよ待ちに待った(特に剣士組)ビーチパーティーの日がやってきた。
各自色々な準備をして気合十分!
と、いうか剣士組は夢子の水着姿の事で頭がパンクしそうな状態である。
夢子は純粋に楽しみにしているのに…剣士男子組は破廉恥な妄想しかしてない。
なんだかんだでバスや電車を乗り継いで浜辺へとやってきた。
因みに今回は夢子の兄の黒と夢子の親友の沙羅もいる。忘れないように。
ビーチ客専用の更衣室で水着へと着替える夢子と沙羅。
反対の棟では剣士組と黒が着替えている頃だろう。
着替えながら女子トークが始まる。
沙羅「夢子、あんたまた大きくなったんじゃない?」
夢子「え、なにが?」
沙羅「白々しいわね〜胸よ!おっぱい!前から大きいけど、また大きくなってる…むむ」
夢子「うーん特に何もしてないけどなぁ。」
沙羅「あの6人の内の誰かに揉まれた?」
夢子「ばっ…!何馬鹿な事言ってんのよ!///」
沙羅「良いわね〜きっと女性ホルモンばんばん出てるんだわ。悔しいけど羨ましい!」
夢子「もー違うってば…!]
沙羅「私なんかずっとまな板よ?はあ、分けて欲しいくらいだわ。
   …今日は黒さんもいるのに…。」
夢子「ダークにぃがどうかした?」
沙羅「…ううん、何でもないわよ!よし、早速浜辺へGO〜♪」
夢子「あ、ちょっと沙羅!準備速すぎ〜!」







砂浜には既に水着に着替えた男子たちがはしゃいでいた。
沙羅に続き夢子も彼らのもとへと合流した…のだが…
水着に着替えた夢子を見て男子たちは悶絶する。
因みに夢子はピンクと白の水玉柄でレースのついたビキニを着ている。

リンク「夢子さん…。」
夢子「な…何よ…?」
リンク「俺生まれてきてほんと良かったです。心の底から神様に感謝しました。」
ピット「夢子何着ても似合うよね♪」
マルス「僕夢子のこと益々好きになってしまった…これはやはり運命!」
アイク「似合ってるぞ夢子。」
ルフレ「それよりイケメンな僕と可憐な夢子、お似合いだと思わないかい?」
シュルク「うわ、それ自分で言いますか普通…。」
黒「夢子、水着は水着でも少し露出し過ぎじゃないか?
  …なんだかコイツらの目つきヤバイ気がするんだが」
リンク「お兄さん、大丈夫です。男なら当たり前の反応です。(キリッ)」
黒「お兄さん言うな気持ちが悪い…。(ドン引き)」
沙羅「黒さん…あの…どうですか?」
黒「ん?ああ、沙羅も良く似合ってるな。」
沙羅「エヘヘ…ありがとうございます…!」

沙羅の黒への対する表情を見てピットがマルスとアイクに耳打ちをする。
ピット「(小声)やっぱ沙羅って黒兄の事100%好きだよね?!
           僕今度こそ恋のキューピットになるよ〜!」
マルス「(小声)ピット君大丈夫?黒兄なかなか手ごわそうだよ?」
ピット「(小声)僕を誰だと思ってるんだい!天界では百発的中の恋天使なんだから!」
アイク「(小声)いや、その話自体が初耳だが…」
黒「何コソコソしてんだよ。」
ピット「なんでもないよ〜フフフ。」
黒「・・・?」




まずは軽く波内側へと足を運ぶ一向。
夏だがやはり海水は冷たく、吹き抜ける風も心地よい。

夢子「キャア!冷たい〜!やっぱり久々の海最高ね!」
リンク「海は何度も泳ぎましたが日本の海も良いですね!」
ピット「僕魚捕る〜♪」
マルス「こんな波打ち際にいるの?もっと沖じゃない?」
アイク「海の猛毒生物に注意ってさっきポスターみたんだが」
ルフレ「アイク、僕らスマブラファイターがそんなみみっちいことで倒れると思う?
    どっかの誰かさんみたいに車に跳ねられる事も通常ならないさ。」
リンク「それ俺の事ですよね?絶対俺の事ですよね?(イラッ☆)」
ルフレ「この中で一番間抜けな君に決まってるでしょ。(バチバチ☆)」
シュルク「も〜折角海に来てるのに喧嘩しないでくださいよ…」
沙羅「そうよ。日頃のいがみ合いは忘れて楽しくしましょ?」
黒「こいつらいつもこんな感じなのか?夢子。」
夢子「アハハ…私も困ってるのよね。どうにか仲良く出来ないかしらって。」
黒「まあ、気持ちはわからんわけでもないがな。」
夢子「え?」
ピット「魚捕まえたー!」
マルス「ピット君…それ魚じゃなくてナマコ…。」
アイク「それって食えるのか?」
シュルク「アイク…なんでも食べようとしないでください…。」
ルフレ「ああ、ナマコね。食べるなら食用じゃないとダメだよ。
    食用ナマコは日本より外国とか別の国のほうがいっぱいいるみたい。」
夢子「ルフレ詳しいのね!ナマコのこと私でも知らない情報だったわ。」
リンク「ぬぬ‥‥ルフレばかりに良い思いさせたくない…
    俺だってそのくらいの情報…」
ルフレ「フフ、今どんな気持ち?超悔しいでしょー!」
リンク「うるさいですよ…ふん。」



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