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なんだかんだで1日がかりでわたあめの小屋が完成した。
小屋の屋根は水色のペンキで塗り、名札もしっかり建てた。
肝心なわたあめは喜びはしゃぎ疲れてすっかり出来立ての小屋でお休み中。

夢子「うーん!やっと終わったぁー!」
ピット「疲れたね〜僕クレープ食べようと思ってたのにもう日が暮れちゃったよ。」
リンク「クレープくらい俺が作りますよ…夢子さんにあげるついでに、ですが。」
アイク「リンク、ルフレ、お前ら二人のせいでこんな時間食ったんだぞ。」
マルス「ほんとだよ〜もう慣れたことだけど‥勘弁してほしいよねぇ。」
シュルク「なんか日本に戻ってきてから余計いがみ合ってますよね…どうしたものか。」

夢子「皆…ありがとう!皆が居なくなった時は苦しくて苦しくて。
      目の前のものが何も見えてない感じで…怖くて。
      でも私またがんばれそうな気がする。
      皆、大好きよ!!ありがとう!私幸せ!」

改めて剣士組にお礼を伝えた夢子。
微笑んだ顔から喜びの涙が頬を伝う。

リンク「夢子さん…」
ピット「僕たち、ずーっと一緒だよ!ね?」
マルス「僕の目には最初から君しか映ってないよ!」
アイク「俺も夢子と会えて良かったと思ってる。」
シュルク「なんだか運命を感じますね。」
ルフレ「僕は決めた。」
夢子「なにが?」
ルフレ「本気と書いてマジと書く。」
夢子「?」
ルフレ「僕は君を本気でお嫁さんにするって決めた。」
夢子「!!!」
リンク「待った‥それは俺のセリフ!言おうと思ってたのに‥!」
ルフレ「リンク、君には悪いけど夢子は本気で譲れないから。」
リンク「それは俺も同じです。と、いうか
    貴方より俺のほうが気持ちのレベルが強いし。」
ルフレ「夢子、これからは本気で君を落とすからね?」
リンク「俺は絶対負けません。」
夢子「私、手強いわよ?ま、精々頑張って。
     それにしてもわたあめ、気持ちよさそうに寝てる…」
ピット「相当落ち着いてるね!どっかの2人もわたあめ見習ってほしいね〜」
アイク「だな。犬に負けてるぞお前ら。」
リンク「動物を引き合いに出すのやめてください!勝ち目無い!」
ルフレ「そうだよ!超えられない壁が見えてきたよ…」
シュルク「アハハ…。」
夢子「あ、そういえば…皆に言ってなかった事あるんだけど。」
ピット「なになにー?」
リンク「俺との婚約発表ですか?」
夢子「違うわよ!…えっとね、3日後に沙羅とダークにぃと海行くの。
     あの二人私に気使ってくれて、ビーチで泳ごうって誘ってくれたみたいで。
     二人にはまだ話してないけど…貴方達はどうする?」
夢子が話終わると同時に即答する6人。

剣士組「「「120パー行くに決まってる」」」」


夢子「そ…そう。じゃあ皆でビーチで泳ごうね!」
リンク「海…と、いえば…」
ピット「スイカ〜♪」
ルフレ「ピット君はまだまだおこちゃまだね。」
ピット「ん?」
マルス「夢子の水着姿見れるって事でしょ!?」



剣士組「「「!!!」」」




リンク「夢子さんの水着姿…ヤバイ、想像しただけで鼻血でる。」
ルフレ「スタイルいいから絶対似合うよね‥‥ほんとヤバイ。」
マルス「僕はこの日の為に生きてきた。神様あざーっす」
ピット「う、うわ…まじで鼻血出してるこの人達…」
アイク「俺はスイカに塩かける派。」
シュルク「いい歳して鼻血で出血大サービスって…僕引きます…。」
リンク「(ゴシゴシ…)で、夢子さん肝心の水着買ったんですか?」
夢子「うん!もう3日も迫ってるし貴方達がお留守の間買いました!」
ルフレ「一緒に選びたかったけど、でも夢子がどんな水着選んだか楽しみ!」
夢子「私チョイス悪いからあんまり期待しないでね…」
リンク「俺はスク水でもいけます。」
ルフレ「同感。」
ピット「うわぁ…この人ら…」
マルス「でも夢子ならどんなのでもいけそうだよねー♪」
シュルク「元がカワイイですからね」
アイク「スイカ割りのバットでグルグルするの苦手だ‥三半規管強くなりたい。」





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