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リンク「そうだ!皆、今からシメにこれやりませんか?」

リンクはあるものの袋を取り出して言った

夢子「これって…花火?!」
リンク「正解!今の時期売ってるお店少なくて探すの大変でしたよ…。」
夢子「嬉しい!私花火大好き!」
沙羅「私も!」
アイク「よかったなリンク。ルフレに負けず劣らず…。」
リンク「ふふふ…秘策考えといて良かったです。」
ルフレ「ふーん、その手があったか…でも僕のほうが喜んで貰えたもんねー。」
夢子「じゃあ早速皆で花火しよ!」






夢子達は庭で花火を始めた。
色とりどりの火花が飛び交う。

リンク「噴水花火あげますよー!それー!」


シュー!バチバチ!!

数メートルの火花が打ち上がる。
これには夢子も目を輝かせる。

夢子「わー!凄く綺麗!!!」
マルス「君の方が綺麗だよ!」



バンバンバン!!!!



マルス「ちょっと!ルフレ!僕に爆竹投げないでよ!良い時なのにー!」
ルフレ「僕が言おうとしたセリフ先に言うから悪いんだ!」
リンク「近所迷惑になるんで爆竹は控えめにしてくださいよ…。」

夢子「私花火で一番好きなの線香花火なんだー!」
沙羅「黒さんも一緒にしましょ!」
黒「ああ。」


パチパチパチ・・・

夢子達は線香花火を始めた。

夢子「綺麗ー!…ああ、もう落ちちゃった…。」
沙羅「私も…中々コツがいるのよねこれ。」
黒「こういうのは風に当てないようになるべく動かないでジッとしとけばいいんだよ。」
沙羅「黒さん詳しいのね!」
夢子「ダークにぃそういえば小さい頃から線香花火上手だったよね!今でも腕落ちてない!」
黒「…なんだか恥ずかしいな…。」
ピット「ひゅー!黒兄さん照れてるぅー!」
黒「…お前殴られたいのか?」
ピット「スイマセン・・。」
夢子「このまま時が止まってしまえば良いのに…。」
黒「どうしたんだ急に。」
夢子「幸せってこういう事を言うのよね?」
沙羅「私も今日幸せ!黒さんにも会えたし!」
夢子「…もう悲しい事なんてずっと起きなきゃいいのに…。」
黒「・・・。」
夢子「私、皆と出会えて良かった…!今なら心からそう思える!」
リンク「俺もですよ。」
ピット「僕も!」
マルス「うん!」
アイク「そうだな。」
ルフレ「僕もそう思うよ。」
シュルク「皆考えてることは一緒ですね。」
夢子「…皆、急に居なくなったりしないよね?」
リンク「当たり前じゃないですか!夢子さんを一人になんかしません!」
夢子「お母さんみたいに…私を一人置いていかないでね…?」
ルフレ「君を一人になんかしない!僕は…君のことずっと守るから!」
夢子「あはは、ありがとう。」


夢子は笑顔だが、泣いていた。


ピット「あー!リンクとルフレが夢子泣かした!!!」
リンク「す…スミマセン!」
ルフレ「ごめん…僕なんか悪いこと言った?!」
夢子「嬉し泣きだよ!私今凄く幸せなの!」
沙羅「なーんだ!ビックリして損しちゃったわ!」
黒「お前は一人じゃないぞ。周りにこんなにもお前を慕ってくれる仲間がいる。
  …もう孤独じゃないんだ。」
夢子「うん!」






こうしてBBQは無事終わりを迎えた。



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