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夢子達一行は目的地のデパートへたどり着いた。


夢子「ついたよー!ここがデパートよ!リンクはこの前一緒に来たよね?」
リンク「あの時は夢子さんが拉致されて大変でしたね…。」
ピット「でもあの夢子さらった男達の気持ち分かるな〜」
マルス「なんで?」
ピット「だって夢子カワイイし!絶対男なら声かけるでしょー!」
マルス「そうだね…同感!!僕ならすぐナンパする!!」
ルフレ「へぇーそんな事があったの?」
アイク「ああ。確かお前らはその時はまだここにいなかったな。」
シュルク「はい…。」
リンク「夢子さん、今日は俺から離れないでくださいね?」
夢子「なんだか守られてばっかりだな…私!」
ルフレ「か弱い女の子なんだし頼っていいんだよ?」
夢子「あはは…私ももう少し強くなりたいな…。」
リンク「俺が剣術教えましょうか?」
夢子「考えとく!」





食品コーナーへと足を進める一行。
様々な食品が辺り一面に陳列されてある。


夢子「さーて、何がいいかなー?」
ピット「僕焼きそば食べたーい!!!」
アイク「俺は断然肉だな…串焼きなんかいいな。」
夢子「定番だね!よし、買おう!!」
リンク「俺も何か作りましょうかね。」
ルフレ「僕も何か作るよ。そうだなー…夢子が食べたいって言ってたもの作ろうかな。」
リンク「ええ!そんなことルフレに言ったんですか?夢子さん。」
夢子「はて…何か言ったっけ?」
ルフレ「君が忘れてても僕は覚えてるからいいの!」
リンク「生意気な…。」
マルス「焼きそば買うならピーマンも買ってねー」
ピット「げ!僕がピーマン嫌いなの知ってるでしょ!!!」
マルス「好き嫌い克服しなきゃいつまでも餓鬼んちょのままだよ?」
ピット「ぬぬ・・・。」
シュルク「あはは…頑張って食べましょう!」



夢子「しかし…」
リンク「…?どうしたんですか夢子さん。」
夢子「この人集はどうしたものか…」
リンク「あ…。」


周りを見渡すと女性客が沢山群がっていた。
その辺で見ることのない美青年達に釘付けなのだ。
夢子「まさかこんなに人が集まってくるなんて…買い物が捗らないわ…。」



リンク「すいません、そこ通るので道を開けてください。」


ニコリッ


リンクが笑顔でそう言うと周りの女性が悶絶する。

女性客「キャアアアアアー!」


夢子「フーン…やっぱモテるんだ…確かに顔はイイけどね…うん。」
リンク「安心してください。夢子さん以外に気が行くことはありませんから。」
ピット「僕ピーマンきらい!」
マルス「昔の僕ならすぐ浮気してたなー。でもモテるのって悪くないよね!」
アイク「こんなんじゃ買い物しづらいんじゃないか?」
ルフレ「仕方ないなー…レディーファーストに僕がこの子達引き止めるから君たちは先に行ってていいよ。」
シュルク「僕も手伝います。」
夢子「じゃあ二人共お相手お願い!さ、これ以上人集が出来ないうちに行こ!」
リンク「じゃあまた。」




ニコリ

リンクが去り際に万年の笑を浮かべる。



女性客「キャアアアアアー!」


リンクの笑に完全にノックダウンする女性客。


リンクの後を追いかけようとする女性客をルフレとシュルクが引き止める。



ルフレ「お嬢さん達、良かったら僕等とお話していかない?」
シュルク「飽きさせませんよ?」


ニコッ


こちらもスマイルを向ける。


女性客「キャーーー!」





夢子は人集から離れながら言う。

夢子「なんかあの二人、都会のカリスマ美容師で休日にナンパしてるって感じ…。」
リンク「なんか手馴れてますよね。話術匠っていうか。ま、俺に比べればまだまだですけどね。」
夢子「みんなカッコイイのはわかるけど顔に騙されてるわ…顔に…。」
リンク「俺は真人間ですよ。」
夢子「どこが!?」
リンク「少なくともスマブラ界の中では1番真人間です。」
夢子「普通自分で言う…?」
ピット「僕焼きモロコシたべたーい!」
マルス「フッ・・・!フッ・・・!」
アイク「マルス…お前何してんだ?」
マルス「女の子にウィンクしてるの!邪魔しないで!フッ」


通りすがりの女性客にウィンクをするマルス。


女性客「キャーーーー!!」



アイク「お前も引き止める側にいけばいいんじゃないのか?」
マルス「僕は夢子と一緒にいたいの!それにこれは挨拶がわりなんだから!」
アイク「どこが…。」
ピット「ねぇねぇジュースとお菓子も買おうよー!」
夢子「今日は好きなのいくらでも買っていいよー!」
ピット「ワーイ!じゃあ僕コンソメポテチ買う!日本のお菓子って凄い美味しいんだー!僕夢子の次に好き!」
マルス「君、お菓子と夢子を比べるだなんて失礼にもほどがあるよ!」
ピット「だってお菓子大好きなんだもん!三度の飯よりお菓子!!」
アイク「余りお菓子ばかり食べるなよ…体に悪い。」




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