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リンクとルフレはテーブルにご飯を並べた。
白いご飯に味噌汁、焼き魚に漬物。
どれも美味しそう。

夢子「今日は和食なのね?」
リンク「そうですよー。産地に拘りましたよ。」
ルフレ「そそ!全部日本の物!この魚なんか天然物だよー。」
夢子「そっか…じゃあ早速いただきます!」








夢子達はご飯を食べ終わった。
リンクとルフレは皿洗いをする。
皿を洗いながらぽつりと言った言葉。

ルフレ「君、変わったよね。」

ルフレが洗剤をスポンジにつけならがらリンクに話す。

リンク「どうしたんですか急に。」
ルフレ「前はもっと性格キツかった。」
リンク「…失礼ですね…。」
ルフレ「君だけじゃない。」
リンク「?」
ルフレ「ここにいる皆が変わった。夢子と出会って、この地を知って。」
リンク「確かにそうかもしれませんね。」
ルフレ「夢子も変わってるよね。」
リンク「そうですか?」
ルフレ「僕今まで色んなおんなのこにあったけど
    彼女みたいなコには出会ったことがなかった。」
リンク「俺もです。」
ルフレ「なんだろう…芯が強いっていうか…僕の言いたい事わかる?」
リンク「あはは…わかる気がします。」
ルフレ「だから僕、決めたんだ。
    元の世界に帰るまで…その間で夢子を振り向かせるって。」
リンク「それは俺のセリフです。絶対に夢子さんの気持ちを俺に向かせます。」
ルフレ「君とはやっぱりライバルのままだね。」
リンク「そうですね。」




ピット「トイレ掃除終わったよー!かなり綺麗になったでしょ!」
夢子「ほんとだ!ピッカピカ!ピット君ありがとー!」
マルス「僕も玄関綺麗にしたよ!!!」
アイク「皆終わったようだな。」
シュルク「大分片付きましたね!」
夢子「4人ともありがとう!」




ルフレ「彼らも負けないつもりだね。」
リンク「ライバルが多くて困りますね…。」



夢子「二人共なに話してるの?」



リンク「秘密です。」
夢子「ふーん、変なの!」





夢子は体温計で体温を測った。


夢子「37.2度…。」
ピット「結構熱下がったね!!!」
夢子「うん!皆のお陰よ!」
ルフレ「僕の作ったご飯が美味しいお陰だよー。」
リンク「あれは俺が作ったんです。」
ルフレ「僕だよ!」
リンク「俺です!」
マルス「また喧嘩?君たち飽きないねー。」
リンク「夢子さんの熱が下がったことですし、これからはまた今まで通りですよ。」
ルフレ「言われなくてもそうするよ。」
シュルク「喧嘩する程仲がいいって…。」
リンク・ルフレ「「それは絶対ない。」」
シュルク「アハハ…。」
アイク「夢子、もう少し休んだらどうだ?」
夢子「そうね…もう少し横になっとくわ。」






この時
夢子宅を覗き見る者がいるだなんて
その時は誰も気付かなかったー・・・・



【いいね!!】

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