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次の日ー・・・
夢子達は学校に登校した。
その途中で通学路で沙羅と出会った。

沙羅「あ!夢子、おはよー!」
夢子「沙羅!おはよう!」
リンク「おはようございます。」
ピット「おっはー!」
マルス「おはよ〜!」
アイク「おはよう。」
沙羅「あら、貴方達も…早速一緒に登下校してるの?」
夢子「私が行く所にいつもいるだけよ…。」
リンク「夢子さんを守るのが俺の役目ですから!」
沙羅「凛琥は気合入ってるわね?」
リンク「当然です!」
夢子「今日多分また転入生が増えるから。」
沙羅「え!?どういうこと!?」
夢子「言葉通りの意味よ…。」









学校に着き
チャイムが鳴り朝の朝礼が始まった。

そして予定通りあの二人が黒板の前に立たされる。




先生「おはよう。今日もお前らに新しい仲間を紹介するぞー!
   二人共前へ。簡単に挨拶してくれ。」


ルフレ「みんな、初めまして。僕は流風麗(ルフレ)。宜しくね。」
シュルク「初めまして朱瑠九(シュルク)です。きたばかりで分からないことばかりですが、みなさん宜しくお願いしますね。」





女子「「「「キャアアアアアーーー!」」」」

女子は連続でのイケメン転校生に歓喜の叫び声をあげる。
そして男子は再び白けている。


夢子「やっぱり女子には人気あるのね…。そう、顔だけはイイのよね、顔だけは。」


そしてあっという間に授業が終わり休み時間に。
沙羅がすぐに席から離れ夢子のもとへきた。


沙羅「夢子の言ったとおり転入生が来たけど
   まさかあの二人とも一緒に暮らしてるの?!」
夢子「そのまさかよ。」
沙羅「すごいじゃない!いわゆる逆ハーレムってやつ!?いいなー羨ましいわ!」
夢子「そうでもないわよ。ただ騒がしいだけ。」
沙羅「そんなこと言っちゃって〜!ホントはウハウハなんじゃないの?このー!」
夢子「誰かに代わってほしいって思うくらいよ…。」
リンク「夢子さん、大丈夫ですか?顔色悪いですよ?」
夢子「誰のせいでしょうね…。」
シュルク「すいません。やっぱり学校にまで押しかけちゃ迷惑ですよね…?」
夢子「朱瑠九は謝らなくていいわよ。誰も悪くないもの。」
シュルク「無理しないでくださいね?」
夢子「大丈夫よ。ありがとう心配してくれてー・・・・」


ドサッ!!!


リンク「夢子さん!?」
沙羅「ちょ…!夢子!!どうしたの!?」


急に夢子は倒れてしまった。
騒ぐ声がだんだん遠くなってついに夢子は
気を失って目の前が真っ暗になってしまった。











目が覚めるとそこは保健室だった。
天井の蛍光灯がぼやけて見える。



夢子「あれ…私は一体…。」
沙羅「夢子、気がついたのね!?」
夢子「沙羅…私どうしたの?」
沙羅「喋ってたら突然倒れちゃったのよ。それで今までずっと気を失ってたの。」
夢子「そうだったんだ…。」
沙羅「保健室の先生が風邪だって。熱もあるみたいよ?39.5度も。」
夢子「風邪引くだなんて…私らくしないな…アハハ…。」
沙羅「色々ムリしてるんじゃないの?」
夢子「え?」
沙羅「同居人。色々と無理してたのよきっと。だって急な話だもの。あんなに大勢…。」
夢子「そうかもね…。」
沙羅「いい?困ったことや悩み上がったら私に必ず相談するのよ?
   あんた昔から無理するタイプだから…。」
夢子「ありがとう…その気持ちだけでも十分だわ。」



ガラッ・・・

騒がしい声が保健室に響く。

リンク「夢子さんー!」
沙羅「例の人たちが来たわよ。」
夢子「今何時?」
沙羅「5時よ。もう授業ならとっくに終わったから気にしないで。」
夢子「うん…。」
リンク「夢子さん、大丈夫ですか?!」
夢子「大丈…ゴホゴホッ!」
ピット「完璧に風邪だねー…。」
マルス「夏風邪ってやつ?」
アイク「最近騒がしかったからな。」
ルフレ「まさか夢子が風邪ひいちゃうなんてね…。」
シュルク「僕たちが心配かけすぎなんですよ。反省しなきゃ。」
リンク「そうですね…すいません夢子さん。」
夢子「謝らなくていいわよ…体調管理できてない私が悪いんだから…ゴホゴホッ…。」
リンク「今日はもう帰りましょう。」
沙羅「夢子のこと、頼むわよ。」
リンク「任せてください!」




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