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ドサーッ!!!



リンク達はついにバランスを崩し倒れてしまった。





黒「…?!なんだ今の音。」
夢子「「の…野良猫が歩いて行ったんじゃない?あははー…。」
黒「野良猫がこんな音出す訳無いだろ。」


黒は窓を開けて外を覗いた。





黒「…何してんだお前ら。」



ついにリンク達は黒に見つかってしまった。



夢子「ああ…なんでこうなるかな…。」
リンク「夢子さんすいません…。」
黒「誰だよコイツ等。てかなんで俺の服着てるの?」
夢子「それはー…」
ピット「僕ら、今夢子にお世話になってます!」
マルス「ちょ!ピット君!!」
ピット「だって正直に話すしかないでしょこの状況…。」
黒「世話になってるって…どういう意味だよ夢子。」
夢子「…ダークにぃ…本当にごめん!
      実はこの人達とは最近知り合って…
      帰る場所がないからこの家に居候させてるの。
      外人だから日本のことまだ知らないこといっぱいだし
      放っておけないの…。」
黒「へぇ…なるほど。」
夢子「だから今後もこの家にしばらくの間居候させてほしいの。 
      …いいでしょ?」
黒「夢子が言うなら…。…ただし…」
夢子「何?」

黒はリンク達に目を光らせ忠告した。

黒「お前ら夢子に手出してみろ…そしたら俺がお前らぶっ殺しに行くからな。わかったか?」
ピット「えー…。」
黒「なんだ?何か文句あっか?」
ピット「何もありませんでございます!」
黒「分かったならいい。じゃあ俺もう帰るから。」
夢子「え、もう帰るの?来たばかりじゃない!」
黒「お前の元気そうな顔みて安心したから。…じゃあな。」



そう言い残すと黒は家から出て行ってしまった。







夢子「ふう…帰ったか…。」
リンク「夢子さんのお兄さん怖かったですね。」
ピット「うー僕殴られるかと思った!!!」
夢子「あんな感じだけど意外と優しいのよ?」
マルス「いずれは僕のお兄さんになるわけだ。」
ルフレ「聞き捨てならないね。僕のお兄さんさ。」
シュルク「なんで自分のお兄さんになるかならないかの話になってるんですか…。」
アイク「でも良かったな。久しぶりにあったんだろ?」
夢子「まあね…3ヶ月ぶりかな?」
リンク「夢子さんはお兄さんのことどう思ってるんですか?」
夢子「え…なによ急に…。」
リンク「なんとなく聞いてみたくて。」
夢子「私にとっては最高の兄だと思ってるわ。
     ほかの人なんかよりずっと良いと思ってる。
     たまに喧嘩することもあるけど
     それも仲がいい証かなって。」
リンク「大切に思ってるんですね。」
夢子「そうかな?」
ピット「僕から見ても仲良いように見えたよ!!!」
夢子「ありがとうー!次会えるのいつかなー…。」
マルス「お兄さんがいなくても僕が夢子のこと寂しくさせないからね?」
夢子「ほどほどにね…。さてと夕飯の買い出しにでも行こうかな?」
リンク「俺も…」
ルフレ「僕が一緒に行くよ。」
リンク「ちょ…ルフレまた俺の邪魔を…。」
夢子「いいじゃない。いつもリンクが作ってるし今日くらい休みなよ!」
リンク「俺は夢子さんといる時が一番の休息なんだから…。」
ルフレ「ふふ、残念だったね。君に夢子の側にいる座は渡さない。」
リンク「ぬぬぬ…。」
ピット「僕スマブラやるー!」
マルス「あ!僕も!!!」
アイク「お前ら完全にハマってるな。」
シュルク「なんか自分たちのいたゲームやってるって不思議な感じですね〜。」
夢子「じゃあ買い物行ってくるね!いい子に留守番頼んだよー!」
ルフレ「じゃあねー。」
リンク「っち…ほんとルフレはタチ悪いですね…。」
ピット「でも料理美味しいしいいんじゃない?」
リンク「ピットまでそんな事言うんですか…。」
シュルク「まあまあ、喧嘩しないでくださいよ。」


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