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外ではリンク達がクレープを食べながら夢子の家の窓から夢子達を覗いていた。

リンク「あれが夢子さんのお兄さんですか…。」
ピット「なんか雰囲気がリンクと似てるね!」
マルス「僕もそれ思った!!!」
リンク「そうですかね?」
アイク「やはり美男美女だな。」
ルフレ「でも僕には負けるよ。」
シュルク「あ…こっち側に来た!隠れてください!」






黒「なぁ夢子。」
夢子「何?」
黒「…前にも話したが、うち、引っ越さないか?」
夢子「…その話なら断ったじゃない。私今の生活が好きなの。」
黒「そっか…無理にとは言わないが…俺、お前がここに一人でいるのが心配なんだ。」
夢子「私は大丈夫!だって今は…。」
黒「…?何かあったのか?」
夢子「あ…いや、何でもないわ。」
黒「まあいいが…気が向いたらいつでも言ってくれ。」
夢子「うん…ありがとう!」
黒「血が繋がっていないからって気使わないでいいんだからな?」
夢子「そんな…私はそんな事気にしてないわよ?」
黒「ならいいんだが。」





窓の隙間から夢子達を見守るリンク達。



リンク「夢子さんとお兄さん、血が繋がってないって…!?」
ピット「ほんとの兄弟じゃないってことかな?」
マルス「たぶんそうじゃない?」
アイク「複雑な人間関係だな。」
ルフレ「なんか…あのお兄さん、夢子に気があるんじゃないかい?」
シュルク「なんでそんな風に思うんですか?」
ルフレ「男の勘!」
リンク「そうだったとしても俺は負ける気がしません。」
ピット「かなりいい男だよ?それでも?」
リンク「俺と夢子さんの仲ですから。」
マルス「どうせまだ何もないでしょ?」
リンク「うるさいですよ…。」






黒「あれ…?」
夢子「どうしたの?」
黒「お前俺の服触った?」
夢子「あ…いや…ちょっと…。」
黒「なんか怪しいなお前。そわそわしてるっていうか
  お前何か隠してないか?」
夢子「な…何言ってるのよ!何もないわよ!」
黒「ふーん…。」





相変わらず組体操の姿勢で窓から中を覗くリンク達。
どことなくグラグラしている。

ピット「夢子のお兄ちゃん察し良さげだね…。」
マルス「何か感づいてる気がする…・
ピット「僕もうちょっと上に行きたい!!」
    みんな僕を担いでよ!!
マルス「もう担いでるじゃないか!ワガママ言わないでよ!」
アイク「やっぱり俺はいつも下だ…。」
ルフレ「あ…!ちょっと動かないでよ!!」
シュルク「ちょ…バランスが…。」
ピット「わわ!!!」





ドサーッ!!!


リンク達はバランスを崩して倒れてしまった。




【いいね!!】


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